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1994 Fiscal Year Annual Research Report

都市広場の類型化に関する形態学的研究

Research Project

Project/Area Number 06650691
Research InstitutionShowa Women's University

Principal Investigator

芦川 智  昭和女子大学, 生活科学部・生活美学科, 教授 (30138515)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 金子 友美  昭和女子大学, 生活科学部・生活美学科, 助手 (80204569)
金尾 朗  昭和女子大学, 生活科学部・生活美学科, 講師 (80255900)
佐藤 豊  昭和女子大学, 生活科学部・生活美学科, 教授 (90146910)
Keywords都市広場 / 都市形態 / 都市計画 / 形態学的分析 / センター概念 / 道路と通路 / 類型化 / バブリックスペース
Research Abstract

当研究課題は、平成6年度から7年度の2年間の継続研究として開始されたが、今年度の課題は、広場という概念を明確に位置づけることから始められた。それは、都市のセンター概念として示されるものであり、広義の広場概念である。そのために、センター地区の空間構成法がどのようになっていたかを認識し、調査しその意味を把握してゆく方法を採った。研究助成決定が11月であったために、その現実化があまり出来ていないが、当面、従来行われてきた海外都市広場調査の資料と、国内の文献調査を並行させながら、その比較検討を行ってゆく事とした。また、国内の現代の事例をいくつか調査し、広場的空間つまり、パブリックスペースの作られ方を捉えてゆくこととした。そこで導入された概念は、私有地内のオープンスペース化である。これは、私有地の中に、誰もが自由に入れる空間を作ってゆく事がいろいろな所でされており、その計画状況を把握してゆくことに目を付けて調査を組んでゆくこととした。
その場合、市役所等の公的な施設の場合はそのような空間が作られることは当然であるが、施設の公的・私的な位置づけによって、パブリックスペースの作られ方も異なってくるのである。その空間の形態を類型化してゆくときに広場の意味が抽出されてくるのではないかとの展望を設定した。
パブリックスペースは、全く公的なオープンスペースの場合と、私的な施設へ導入するための前庭空間的なもの、商業施設への導入空間的なもの、あるいは、道路の延長として通過的スペース等多様であることが認識できた。日本の都市には、広場が無かったとの歴史的認識があるが、その伝統があるから私的領域に公的空間を作りあげてゆく方向が強くでてきたとの認識もあると考えられる。以上の基本的展望を設定できたのが今年度の概要である。

URL: 

Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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