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1995 Fiscal Year Annual Research Report

糖鎖を処理したヒト型単クローン抗肺癌抗体,HB4C5,による肺癌の画像診断

Research Project

Project/Area Number 06670940
Research InstitutionTokyo Women's Medical College

Principal Investigator

日下部 きよ子  東京女子医科大学, 医学部, 教授 (80075473)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 相羽 元彦  東京女子医科大学, 医学部, 教授 (30051775)
Keywords放射免疫画像診断 / 放射免疫治療 / モノクローナル抗肺癌抗体 / HB4C5
Research Abstract

肺癌患者のリンパ節転移より得たヒトモノクローナル抗肺癌抗体(HB4C5)の糖鎖を処理したdHB4C5(deglycosylated HB4C5)は、これまでの肺癌移植マウスを用いたin vivoの実験で、高い腫瘍集積性と特異性を示すことが判明している。このdHB4C5を肺癌の画像診断薬とし応用する前段階として、イメージングに適した放射性核種、^<111>In-DTPAによる標識を試みた。^<111>In-DTPA標識 dHB4C5はコントロールとしたヒトIgMに比しマウスの移植腫瘍に高い集積を呈し、^<111>In標識抗体の活性は保たれていた。しかし^<111>In-DTPAにて標識した抗体の体内分布は、正常の肝臓、腎臓、そして脾臓でかなり高く、臨床応用する上でも読影範囲が制限されると考えられた。またコントロールとして用いたヒトIgM抗体、そしてdHB4C5共、キレート剤であるDTPAを介した^<111>Inとの標識率が低く、さらに標識抗体とカラムとの吸着率も高いために、50%以上の収率は得られなかった。
これまでの報告を含めて検討した結果、IgM抗体ではIgGに比し^<111>In-DTPAとの標識率が低く、種々の工夫を加えても臨床的にイメージを行うに十分な収率を得ることは困難と判断された。そこで平行して、遺伝子組換えの技術を導入し、IgMのFc部分を操作してC5-L鎖型抗体(C5λ鎖他)を作成した。抗体活性や腫瘍集積性、そして抗体特異性について肺癌移植マウスを用いて調べた結果、C5λ鎖の腫瘍集積性は従来の抗体の結果よりやや劣るものの、腎臓への集積が少なく、抗体活性は保たれていることが判明した。さらに種々の工夫を加え、ヒト型抗肺癌抗体(d HB4C5)の画像診断に適した型への組換えと放射性アイソトープによる標識を試みている。

  • Research Products

    (4 results)

All Other

All Publications (4 results)

  • [Publications] 日下部きよ子: "肺がんを認識するヒトモノクローナル抗肺がん抗体の臨床応用に関する基礎的検討" INNERVISION. 7. 37-38 (1994)

  • [Publications] (社)日本アイソトープ協会医学薬学部会免役核医学専門委員会: "RI標識ヒトモノクローナル抗体の臨床応用に関する指針" RADIOISOTOPES. 44. 51-54 (1995)

  • [Publications] 日下部きよ子: "糖鎖を処理したヒトモノクローナル抗肺がん抗体,dHB4C5,による画像診断" INNERVISION. 8. 73 (1995)

  • [Publications] Kiyoko Kusakabe: "Accumulation Enhancement of Human Monoclonal Antibody HB4C5 to Lung Tumor Xenografts by N・Deglycosyla" Journal of Nuclear Medicine. 35. 289-295 (1994)

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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