1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06671310
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Research Institution | Teikyo University School of Medicine |
Principal Investigator |
横畠 徳行 帝京大学, 医学部, 講師 (50147089)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小室 正人 帝京大学, 医学部, 講師 (10112757)
沖永 功太 帝京大学, 医学部, 教授 (00101098)
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Keywords | EBV-LMP / 胃癌 / EBVレセプターC3D / EBV-VCA / 胃潰瘍 / 胃ポリ-プ / 胃炎 / 健常者 |
Research Abstract |
平成7年度では第1回国際胃癌会議において、胃癌患者のLMP抗体価は胃癌の病期と関係があることを報告し、さらに第81回日本消化器病学会総会では胃癌患者と消化器系疾患患者を比較することにより、胃癌患者ではLMPの抗体価が75%の高保有率に対し、消化器系疾患患者では10%以下であった。さらに健常者では60歳以上の老齢者のみに認められ加齢とともに保有率の上昇が認められることを報告した。さらに第54回日本癌学会総会では胃の上皮細胞にはFEB-レセプター(C3d)が存在し、癌組織ではCD30^+細胞が早期癌より進行癌でより強く発現していたことを報告し、第43回日本ウイルス学会総会において癌切除によりEBV関連抗体の中でLMP抗体価が低下することが判明し、低下率は早期の癌で60%認められるのに対し進行した癌では5%以下であることを報告した。 一方、医学のあゆみ胃癌Vol.172.12.1995には胃の癌組織以外の腸上皮化生を示す健常腺管の細胞にLMPが認められたことを報告した。
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