1995 Fiscal Year Annual Research Report
新しい動物モデルによる,膀胱癌の浸潤転移に関する研究
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06671572
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| Research Institution | University of Tokyo |
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Principal Investigator |
亀山 周二 東京大学, 医学部(病), 講師 (90186015)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
深澤 立 東京大学, 医学部(病), 助手 (90251305)
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| Keywords | 膀胱癌 / 浸潤 / 転移 / 正所性移植 |
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| Research Abstract |
癌の浸潤・転移のin vivoでの研究には、癌細胞の正所性移植(即ち、膀胱癌細胞は膀胱に移植)が不可欠である。
この目的のために、3つの動物モデルのシステムを試みた。1)まず、ヌードマウスの系である。これは、ラット膀胱をヌードマウスに移植し、ここに、癌細胞を移植する。2)第2は、ヌードマウスを用い、開腹後、直接マウス膀胱壁に30G針を用いて、膀胱癌細胞を移植する。3)第三は、免疫能の完全なC3H/Heマウスを用いて、他の同系マウス膀胱を移植し、ここに、syngeneicなMBT-2細胞を移植する。
これら、3つの新たなシステムを用いて、膀胱癌細胞の移植実験を行った。ヌードマウスの系では、ヒト由来の各種癌細胞が膀胱腫瘍を形成し、かつ、浸潤・移転能の異なる腫瘍を形成した。次いで、C3H/Heマウスの系でも、MBT-2細胞は浸潤性膀胱腫瘍を形成した。
以上により、膀胱癌の浸潤・移転能を正確に評価し得る、in vivoの正所性移植モデルが確立できた。
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[Publications] 亀山周二,本間久夫,河辺香月,大保亮一: "ラット膀胱を用いた尿路性器癌細胞の浸潤能判定" 第53回日本癌学会総会記事. 370 (1994)
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[Publications] 亀山周二,深澤立,森山信男,赤座英之他: "BCG・コンノート株(生菌又は死菌)のマウス膀胱内注入によるサイトカイン誘導能の検討" 第54回日本癌学会総会記事. 431 (1994)
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[Publications] Kameyama,S,Fukasawa.R,Moriyama,N.et al: "A new in vivo model for studying intravesical immunotherapy" Journal of Urology. 153. 485A (1995)
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[Publications] Kawamata.H.,Kameyama.S.Kawai.K,Tanaka,Y.,et al: "Marked acceleration of the metustatic phenotype of a rat bladder carcinoma cell line by the expression of human gelatinase A" International Journal of Cancer. 63. 568-575 (1995)
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[Publications] Kawamata.H,Kawai.K.,Kameyama.S,Johnson.M.D,et al: "Over-expression of tissue inhibitor of metrix metalloproteinases (TIMP1 and TIMP2) suppresses extravasation of pulmonary metastasis of a rat bladder carcinoma" Internctional Jounal of Cancer. 63. 680-687 (1995)
