1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06671846
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Research Institution | HOKKAIDO UNIVERSIYT |
Principal Investigator |
鎌田 勉 北海道大学, 歯学部, 助手 (20091431)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
亀田 和夫 北海道大学, 歯学部, 教授 (70018414)
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Keywords | 発声 / 聴性フィードバック / 自発発声 / 超音波 / ラット |
Research Abstract |
本研究では聴覚からのフィードバック入力が音声の発声にどのように影響するかについて、ラットを実験動物として実験的に明らかにすることであった。ラットは可聴音の他に超音波を発声するが、その発声は育仔行動・攻撃行動・性行動などの特異的な行動と結び付いて発声されるもので、可聴音の発声と異なり、可聴音成分を含まない独特のおであるので、聴性フィードバックの影響を調べるモデルとして適当と思われた。 昨年度に引き続き、ラットの自然発声頻度を行動学的手法によって高める訓練を行った。しかし、記録によれば、発声頻度は訓練前と比較して有意に増加していることを示すことは困難であった。従ってラットに超音波を自然状態で高頻度で発声させるには餌のポジティブレウォードによる行動学的訓練のみによってではなく、上記の特異的行動を導入して行うことが必要であろうと思われた。例えば、妊娠後、育仔行動を行っている母個体を単独で実験箱に入れて使用するなどすれば、高頻度で聴音波を発声する実験条件を導くことが可能であったと思われる。 聴性フィードバックをかけるための実験セットについてはパーソナルコンピュータとA/D・D/AボードおよびTDTシグナルプロセッシングシステムを組み合わせ、それを駆動するプログラムを作成して作ることができた。 ラット発声に影響する神経系について、発声中枢を刺激して発声させた場合の反回神経、横隔神経などの活動に記録した。同時に音刺激を与えたが、それによる変化は見られなかった。
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