1995 Fiscal Year Annual Research Report
インターネットを利用した医学部卒前・卒後教育に関する研究
Project/Area Number |
06672253
|
Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
中村 正彦 東海大学, 医学部, 教授 (40096243)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 靖 東海大学, 情報処理研究教育施設, 助教授 (20168470)
母里 知之 東海大学, 医学部, 教授 (70055896)
鈴木 豊 東海大学, 医学部, 教授 (70019967)
|
Keywords | インターネット / 医学教育 / WWWサーバー / anonymous ftpサーバー |
Research Abstract |
インターネットの医学部卒前・卒後教育への寄与を目的として行った本研究は、下記三つに要約される。 1.インターネット利用法についての電子メールによる通信教育: インターネット利用法を伝える一つの手段として電子メールによる通信教育を行った。通信教育の参加者は、合計400名であり、現在医学部内に設置されているメールサーバisの利用申請者は492名であるから、インターネット利用者の約81パーセントの人達が通信教育に参加したことになる。 2.anonymous ftpサーバによる情報の提供:anonymous ftpサイトを構築した。収容した情報は、医学に関するインターネットのガイド的情報、医学教育に寄与すると考えられるフリーソフトウェア等々である。anonymous ftpを開設して以来、現在までのファイル転送回数は、1、865回である。 Web(WWW : World Wide Web, http) サーバによる情報の提供: Web(http)サーバを立ち上げた。核医学的手法が診断に寄与する教育用症例が21例、ターミナルケアマニュアル、子供のそけいヘルニアの治療等の医学教育用情報と、電子メールによる通信教育で使用した試料等を収録してある。開設以来、本Webサーバから読み出されたページ数、すなわち実質的にアクセスされた回数は、本報告書を執筆している平成8年3月4日時点で、38、978回である。国数では、39ヶ国の多くの国にのぼっている。 今後、インターネットの普及は、遠隔教育を可能とし、生涯教育へとつながって行くであろうことは容易に推察される。本研究が、このような事に対して、多少でも寄与するところがあることを望む次第である。本研究の通じて作成した、あるいは収集した資料は、インターネットを通じ下記URL(Uniform Resource Locater)にて公開している。 http://mfs. med. u-tokai. ac. jp/, ftp : //mfs. med. u-tokai. ac. jp/
|
Research Products
(5 results)
-
[Publications] 鈴木 豊: "放射線医学インフォメーションサーバーの構築" 日本医学放射線学会誌. 55. 77 (1995)
-
[Publications] 鈴木豊: "核医学の分野におけるインターネットの利用" 核医学. 32. 857 (1995)
-
[Publications] 中村正彦: "インターネットを利用した医学部卒前・卒後教育に関する研究" インナービジョン. 10. 46 (1995)
-
[Publications] 若林栄輝: "インターネットを利用した通信教育の試みとその問題点" 第15回医療情報学連合大会論文集. 669-672 (1996)
-
[Publications] 鈴木豊: "核医学分野でのインターネットの利用" 新医療. 23. 50-54 (1996)