1994 Fiscal Year Annual Research Report
D-^3He逆磁界配位核融合炉の定常化に関する理論研究
Project/Area Number |
06680477
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
大西 正視 京都大学, 原子エネルギー研究所, 助教授 (80089119)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石田 昭男 新潟大学, 理学部, 助教授 (30108013)
山本 靖 京都大学, 原子エネルギー研究所, 助手 (50158309)
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Keywords | 逆磁界配位 / 回転磁界 / 電流駆動 / 定常維持 / D-^3He核融合 |
Research Abstract |
逆磁界配位(FRC)プラズマに外部より回転磁界を印加し、電流駆動を行い配位の定常維持ができることを計算機シミュレーションで示した。回転磁界が浸透する間にプラズマ電流はジュール散逸によりある程度減衰するが、FRCが壊れる前に回転磁界はプラズマ内部まで浸透し初期配位に復帰させることが可能である。定常平衡を実現させるには回転磁界強度にしきい値が存在するが、この値は軸磁場に較べ十分小さく(10%以下)プラズマが高温になり、抵抗値が下がれば、さらに小さい磁界で配位の維持が可能であることが明らかとなった。回転磁界のモードがm=1、m=2いずれの場合もほぼ同じ回転磁界の強さで維持が可能であるが、m=2の方が浸透時間が長く、磁束保存による逆電流が少なくFRCの安定性等からは好ましいと思われる。 以上の主要結果については第6回土岐コンファレンス並びに日米ワークショップで発表し、Fusion Technologyに出版予定である。また3月21日開催のプラズマ核融合学会で発表する予定である。
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Research Products
(1 results)