1996 Fiscal Year Annual Research Report
陸産等脚目(ダンゴムシ・ワラジムシ類)を環境指標生物として実用化するための研究
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06680515
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| Research Institution | Kanda University of International Studie |
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Principal Investigator |
寺田 美奈子 神田外語大学, 外国語学部, 教授 (80063733)
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| Keywords | 陸産等脚目 / 環境指標生物 |
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| Research Abstract |
平成8年度は、平成6,7年度に得られた関東地方各地(東京都、千葉県、埼玉県、福島県)の様々な自然度の調査地の等脚目の種類組成とそれぞれの調査地点における環境要因(植生、リター層の厚さ、土壌有機物条件等)についての資料を整理し、各種等脚目の個体数密度と諸環境要素との間の相関関係を求め、さらにそれぞれの環境要因との成分分析をおこない、陸産等脚目の生息状況を自然度と関連ずける何らかの数値または指数として表現化することを目標とした。
8年度はこの目標にしたがって研究は進められ、資料の整理の整理は完了し、土壌諸条件と各種等脚目の個体数密度との相関関係の分析に至ったが、この結果成分分析や等脚目の生息状況を示す数値化を行うためには、調査地点の数や土壌条件についてのサンプル数、土壌条件の測定項目などがかなり不足していることが判明した。指標を実用化するためには、すでに行った関東地方の各調査地において約倍の調査地点数の資料が必要であり、また土壌諸条件のうちの土壌有機物含有率および土壌水分量の資料が不十分であることが、明らかとなった。
このため、平成8年度は本研究課題のもとの成果の公表は困難と判断し、成果の公表を見合わせることとし、平成9年度自費および当大学の通常研究費を使用して、不足している資料を得てより確立の高い指標化を求めて後、平成9年度末に成果の公表をする。
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