1996 Fiscal Year Annual Research Report
浦東地区開発計画に伴う価値意識の変化に関する研究-日本・中国の国民性比較のための基礎研究-
Project/Area Number |
07041047
|
Research Institution | Toyo Eiwa University |
Principal Investigator |
飽戸 弘 東洋英和女学院大学, 人間科学部, 教授 (20008634)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SHENSHENG Hu 上海大学, 文学部, 教授
SHENGLING Wu 上海大学, 文学部, 文学部長
GODWIN Chu EastーWest Center, 主任研究員
是永 論 札幌学院大学, 専任講師 (50275468)
中村 雅子 横浜商科大学, 商学部, 助教授 (00217895)
林 文 東洋英和女学院大学, 人間科学部, 教授 (00180977)
岩男 寿美子 慶応大学, 新聞研究所, 教授 (20051360)
鈴木 裕久 東京大学, 社会情報研究所, 教授 (50013040)
林 知己夫 統計数理研究所, 名誉教授 (50000188)
|
Keywords | 価値研究 / 日中比較 / 国際共同研究 / 家族観 / 労働観 / ケーススタディ / 工場調査 |
Research Abstract |
1.中国側研究者による浦東住民のケーススタディを昨年度に引き続いて行った。前年度に得られたものも含めて日本側では翻訳を進め、不足の情報を中国側で補足する作業も行った。総計131ケースのインタビューを完了した。これについて中国グループでまとめ、研究誌に発表した。日本グループも個別の報告も翻訳し、中国研究者とは別の立場からまとめて、発表する。 2.10月に中村雅子が上海へ出張し、中国チームと今後の研究の打ち合わせを行った。また、11月東京会議の基準として修正されたケーススタディの個別報告と、4月に行われた浦東住民1000サンプルの一般調査のデータフロッピ-を東京へ持ち帰った。 3.11月には東京で日本、中国のメンバー全員が一同に会して研究連絡会議を行った。ここでは、ケーススタディについて地域別などの情報を中国側から詳細に説明してもらい、日本での分析の方針を固めた。また、上海の工場勤務者調査について、調査対象工場のサンプリング、調査質問票の検討を行った。 4.中国チームの帰国後、日本チームは、工場調査の調査票について1000サンプル一般調査の結果を考慮して再検討し、中国チームに修正検討を依頼するやりとりを行った。 5.1月には飽戸弘、林知己夫、林文が上海へ出張し、工場調査の調査質問票と対象工場のサンプリングについて、最終討論を行い決定した。中国チームは早速実施にかかることを確認した。また、浦東の地域別の家族住宅環境の実例としてケーススタディでインタビューしたケースも含めて、中国側研究者によって類別された3つのケースを訪問面接した。その他、地域別の昨年度からの急速な変化の実態を視察した。 6.工場調査は2月から3月にかけて実施された。中国側で順次入力、集計を行っている。
|
Research Products
(6 results)
-
[Publications] 呉聖苓,胡申生: "我是浦東人" 社会. 2. 26-27 (1997)
-
[Publications] 呉聖苓,胡申生: "我們是浦東開発解放的受益者" 社会. 3. 15-17 (1997)
-
[Publications] 呉聖苓,胡申生: "和諧穏定:浦東新区家庭夫妻関係的三旋律" 社会. (予定)4. (1997)
-
[Publications] 飽戸,林(知己夫),Chu,Wu,Hu: "上海開発地区における価値観の変化と持続(仮題)[日本語版]" (「行動計量」に投稿予定)(予定). (1998)
-
[Publications] Wu,Hu,Chu,飽戸,林(知己夫): 上海開発地区における価値観の変化と持続(上海大学出版部より刊行を予定)(仮題)[中国語版], (1997)
-
[Publications] Chu,飽戸,林(知己夫),Wu,Hu: 上海開発地区における価値観の変化と持続(イ-スト・ウエスト・センターより刊行を予定)(仮題)[英語版], (1998)