1995 Fiscal Year Annual Research Report
「アメリカン・ウェイ・オブ・ライフ」の原型と変遷に関する学際 的、実証的研究
Project/Area Number |
07041076
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Research Institution | International Research Center for Japanese Studies |
Principal Investigator |
飯田 経夫 国際日本文化研究センター, 教授 (70022449)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SAMUEL Colem Oregon大学, 人類学部, 準教授
EDWARD Tirya Duke大学, 社会学部, 教授
室谷 哲 静岡県立大学, 国際関係学部, 助教授 (70157808)
塚田 守 椙山女学園大学, 文学部, 助教授 (80217273)
若田 恭二 関西大学, 法学部, 教授 (40106018)
依田 博 神戸大学, 国際文化学部, 教授 (50093539)
木村 英憲 愛知学院大学, 文学部, 助教授
山折 哲雄 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (40102686)
柏岡 富英 国際日本文化研究センター, 研究部, 助教授 (40142591)
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Keywords | 戦後日本人 / 嫌米論 / 孤独の群衆 / 政治システム |
Research Abstract |
(1)文献・理論研究。1995年6月から1995年12月の間に3回の共同研究会を開催した。この共同研究会では、戦後日本人によるアメリカ体験記の合評、アメリカ論の古典や新しく出版されたアメリカ社会論の書籍や論文を収集し、検討を行った。前者に関しては「戦後日本人による体験的アメリカ論」リストを作成し、そのかなりの部分を購入した。これについては、研究分担者の木村英憲が分析をほぼ完了し、論文を執筆中である(1996年中に発表予定)。「嫌米論」についても雑誌論文を収集し、分析した。 1996年1月には2日間にわたるシンポジウムを行い、ゲスト・スピーカーを含む5人の研究者が研究成果を発表し、それらについて活発な討議が行われた。 (2)フィールドワーク。木村と柏岡は1995年6月に渡米し、ボストン地区とニューヨーク地区で約10件のインタビューを行い、また集約的に情報を収集するためハ-ヴァード大学、ボストン大学、およびコロンビア大学で、数名のアメリカ研究者と会合をもった。とくに、『孤独の群衆』の著者として日本でも名高いデイビッド・リ-スマン教授と、元アメリカ社会学会会長ハーバート・ガンズ教授に長時間にわたるインタビューを行った。研究者とのインタビューについては、1995年8月に関西大学で開催された「政治システム論研究会」で柏岡が報告を行っ た。 また1995年12月に研究代表者および分担者3名が渡米し、米国南部においてポピュラーカルチャーを中心とするフィールドワークを行った。
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