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1996 Fiscal Year Annual Research Report

環太平洋諸国の子ども・学校・社会における科学観の形成に関する国際共同研究

Research Project

Project/Area Number 07044008
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

武村 重和  広島大学, 教育学部, 教授 (70112159)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) DACHAKUPUT P  チェラロンコン大学, 教育学部, 助教授
ROADRANGKA V  カシサート大学, 教育学部, 准教授
DIBE M.  フィリピン大学, 理数科センター, 所長
CARALE L.E.  フィリピン大学, 理数科センター, 専門員
PADILLA MJ.  ジョージア大学, 教育学部, 教授
MATTHEIS F.E  イーストカロライナ大学, ディレクター
WHITE R.T.  モナシュ大学, 教育学部, 教授(学部長)
GUNSTONE R.F  モナシュ大学, 教育学部, 准教授
張 鉄道  甘粛省教育科学研究所, 所長
小倉 康  国立教育研究所科学教育研究センター, 研究員 (50224192)
世並 敏嗣  佐賀大学, 教育学部, 助教授 (10210783)
松原 道男  金沢大学, 教育学部, 助教授 (80199843)
中山 迅  宮崎大学, 教育学部, 助教授 (90237470)
片平 克弘  埼玉大学, 教育学部, 助教授 (70214327)
稲垣 成哲  神戸大学, 発達科学部, 助教授 (70176387)
吉田 淳  愛知教育大学, 教育学部, 教授 (90115668)
マンザーノ V.U.  広島大学, 教育学部, 助教授 (80208719)
池田 秀雄  広島大学, 教育学部, 助教授 (50112165)
秋山 幹雄  広島大学, 教育学部, 教授 (70039212)
Keywords環太平洋諸国 / 化学観 / 自然観
Research Abstract

環太平洋諸国として、中国、フィリピン、日本、オーストラリア、タイを選び、その他の国として、アメリカを選び、学校、社会における科学観の形成に関する調査活動を行った。主として、児童・生徒を中心に「科学についての見方・考え方」「自然についての見方・考え方」「理科の学習についての見方・考え方」「将来における職業について」各国から調査結果を収集した。
科学についての調査項目は、第1問から第8問までが「問題解決」、第9問から第15問までは「科学的な見方・考え方の選択基準」、第16問から第20問までが「科学についての新しい考え方」、第21問から第26問までが「科学的知識」について問うものであった。フィリピンの児童・生徒については、全ての項目で積極的な反応を示し、次に、中国、日本の被験者は消極的な反応を示した。日本の学習者は、科学の概念や方法は普遍的であるととらえる傾向にあり、科学を動的なものとしてとらえていないものが多いことが明らかとなった。
自然観について日本とフィリピンの被験者は、ほぼ同じ反応を示したが、中国の被験者は、「自然は人間以外の誰かによって創造された」「自然は神の住む家である」などの項目には著しく消極的な反応を示した。
アメリカとオーストラリアの調査結果の分析及びその他の調査項目については、現在分析中であり、研究成果は来年度に報告する。
今年度は、さらに、科学観調査の一貫として、科学者の研究しているところのイメージについての調査も行った。現在、分析中であるが、日本の学習者が化学領域のイメージが強いのに対して、中国の学習者には生物や天文学のイメージがよく見られ、タイの学習者には、女性の科学者像が多く見られるように思われる。来年度には、詳細な分析結果を報告する。

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Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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