1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07044118
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
梅宮 弘道 山形大学, 工学部, 教授 (40007183)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
HEIDRUN Fani ソルプロス社, 研究所, 所長
SEPPANEN Har ヘルシンキ及びヴァンタ河流域水質保全協会, 微生物部, 部長
IIHOLA Heikk ベジヒドロ社, 地下水研究部, 部長
KANGAS Markk ヘルシンキ工大, 理学部, 助手
LUND Peter ヘルシンキ工大, 理学部, 教授
横山 孝男 山形大学, 工学部, 助教授 (40007208)
落藤 澄 北海道大学, 工学部, 教授 (50001152)
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Keywords | 地下水 / 帯水層蓄熱 / 長期蓄熱 / 土壌浄化 / 地下水汚染 / 地下水人工涵養 / 鉄バクテリア / 鉄コロイド |
Research Abstract |
3か年継続研究の初年度としてフィンランドチームが2班に分かれて来日し、米沢・福井・東京・札幌を移動して視察・調査した結果フィンランドとの対比において、以下の指摘があった。 1.山形大学ソ-ラアクイファの視察・調査。 地層が複雑であり、精密な物理定数を測定しないかぎり、フィンランドチームの開発したシミュレーションコードTHETAを適用することは出来ない。前段階として、実験室規模の模型実験による照合作業が必要である。 2.山形大学地下水人工涵養施設。透水量係数の数値が極めて大きい。 3.米沢市の水源:水窪ダム。 滞留時間が長すぎる。富栄養化が進むと藻の発生が問題となるであろう。 4.山形県企業局笹野浄水場。 バクテリアの分析調査を併行させるべきであろう。 5.米沢市下水道処理施設。 6.最上川流域。 水田の地下水涵養量が大きい。地下水源としても水田の保存は重要。 7.吾妻硫黄鉱山鉱毒水の地下注入処理場。 レドックス電池効果は活用できないか? 8.福井大学および福井地区蓄熱利用システム。朝鮮半島経由の大陸との文化交流が忍ばれる。 9.東京都下水道局多摩川上流処理場。 オゾン減菌装置に感銘。 10.野火止め上水・玉川上水の清流復活事業。 世界に誇れる事業。地下水人工涵養の効果も数量的に把握する価値がある。 11.北海道リハビリ帯水層蓄熱利用システム。 民間の力で帯水層蓄熱法も含め、複合利用に感銘を受けた。 以上総合して、フィンランドのメンバーにとっては、初めての訪日。アジアモンスーン地帯の気象特性、火山国特有の地形、河川水質、帯水層及び地下水の特性を体で認識した。これらは、境界条件の打ち合せに非常に有益である。
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Research Products
(1 results)