1996 Fiscal Year Annual Research Report
環境管理を考慮した工業地開発計画立案支援エキスパートシステムの途上国への適用
Project/Area Number |
07044158
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
萩島 哲 九州大学, 工学部, 教授 (70038090)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
李 東培 仁荷大学校工科大学, 教授
金 龍河 仁荷大学校工科大学, 講師
金 益煥 金鳥工大学, 副教授
ユドノ アナント ハサヌデイン大学, 工学部, 教授
朴 鐘ちょる 木浦大学, 校社会科学部, 教授
金 南がく 江原大学校工科大学, 教授
鵤 心治 九州大学, 工学部, 助手 (30264071)
出口 敦 九州大学, 工学部, 助教授 (70222148)
菅原 辰幸 広島工業大学, 環境学部, 教授 (60104072)
大貝 彰 豊橋技科大学, 建設工学系, 助教授 (10160433)
大島 孝治 八代高専, 助手 (70280493)
佐藤 誠治 大分大学, 工学部, 教授 (70113412)
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Keywords | エキスパートシステム / 環境管理計画 / 土地利用構想 / 工業立地計画 / 公害防止計画 / 歩道網計画 / メッシュ・データ / 途上国 |
Research Abstract |
今年度は、次のエキスパートシステムの5つのサブシステムの構築を行った。 (1)環境管理計画立案支援エキスパートシステムの構築:自然環境保全地域、公害・災害規制地域、快適環境創造地域の3つを大きく区分し、さらに自然環境保全地域は自然植生保全、歴史・文化保全、優良農地保全、河川保全の各地区に、公害・災害規制地域は水質汚濁規制、洪水・氾濫監視、騒音振動規制の各地区に、快適環境創造地域は快適環境、その他地区に区分できるシステムとした。 (2)土地利用構想支援エキスパートシステムの構築:工業地開発の基本となる土地利用構想図を立案する支援システムを構築した。アウトプットは、山林地、河川、緑地、留保地、住居地、商業地、工業地である。 (3)交通計画立案支援エキスパートシステムの構築:道路の断面交通量に応じて、街路構成と道路幅員を決定するシステムとした。具体的には、車道、歩道、自転車道、自動車・歩行者道に判定できるシステムとしている。 (4)工業地開発に支援エキスパートシステムの構築:土地利用構想図で出力された工業地を、都市型工業、農村型工業、装置型工業、資源型工業等に判定可能なシステムとした。さらに工業中分類まで判定可能なシステムにしつつある。 (5)公害防止適用段階設定エキスパートシステムの構築:公害克服の過程を制度面、防止技術面から、環境管理計画策定、監視機関の設置、環境調査の実施、法制度及び基準の整備、規制の見直しや上下水道整備、発生源対策技術の導入、高次の防止対策、等の各段階が判定できるシステムとした。 以上のサブシステムを仁川、木浦、ウジュンパンダン市に適用しつつある。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 原田拓郎、鵤心治、萩島哲: "土地利用構想支援エキスパートシステム構築のための基礎的研究(その1)" 1996年度日本建築学会大会学術講演梗概集. 243-244 (1996)
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[Publications] 兪憲錫、鵤心治、萩島哲: "土地利用構想支援エキスパートシステム構築のための基礎的研究(その2)" 1996年度日本建築学会大会学術講演梗概集. 245-246 (1996)
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[Publications] 渡辺公次郎、大貝彰: "環境管理計画支援システムの構築のための基礎的研究" 1996年度日本建築学会大会学術講演梗概集. 247-248 (1996)
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[Publications] 叶谷裕孝、大貝彰: "環境管理計画支援システムの構築のための地域ベースの整理とモデル化の検討" 1996年度日本建築学会大会学術講演梗概集. 249-250 (1996)
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[Publications] 大島孝治: "開発途上国における道路断面計画支援エキスパートシステムの開発" 1996年度日本建築学会大会学術講演梗概集. 251-252 (1996)
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[Publications] 小林裕司、佐藤誠治: "環境要因を考慮したメッシュ単位の推論による土地利用構想支援システムの大分市への適用" 1996年度日本建築学会大会学術講演梗概集. 253-254 (1996)