1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07045001
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
華園 聰麿 東北大学, 文学部, 教授 (20004872)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ALAM Bachtia インドネシア大学, 大学院学部, 講師
ANWAR Siti D インドネシア大学, 大学院学部, 教授
何 燕生 東北大学, 文学部, 助手 (00292186)
鈴木 岩弓 東北大学, 文学部, 教授 (50154521)
渡辺 喜勝 東北大学, 医療短期大学部, 教授 (50004073)
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Keywords | 死生観 / 聖地信仰 / 聖者崇拝 / 祖先祭祀 / 葬 / 二次葬 / 遺骨 / 婚姻儀礼 |
Research Abstract |
本研究の最終年度に当たる今年は、「(1)補足調査」「(2)アンケート調査結果の検討」「(3)報告書の作成」の三つの柱に沿って研究活動を行った。 (1)補足調査 ・7月末から8月半ばにかけて日本側研究者がインドネシアを訪問し補足調査と研究協議を行った。補足調査はスマトラ島のメダン周辺のバタク族社会において実施し、渡辺が改葬儀礼の実態調査、鈴木が公営墓地におけるクリスチャンの墓碑銘の実態調査を行ったほか、昨年度研究協力者で5月から平成10年2月までメダンに在住していた木村が結婚儀礼の実態調査を行った。 ・インドネシア側研究者は二手に分かれて来日し、11月から12月にかけて、仙台・東京・京都周辺で文献資料の収集にあたった。 ・華園はこれまでに収集してきたムスリムの祈祷書などの分析に当たり、問題点に関しては、他の研究者が確認した。 (2)アンケート調査結果の検討 ・遅れていた日本側でのアンケート調査を4月の新学期に実施して、以後インドネシア側の調査結果と比較検討を行った。 ・比較検討は、第一段階としてそれぞれの国で自国の結果を検討し、夏季の日本側研究者のインドネシア訪問時と秋季のインドネシア研究者の日本訪問時に両国の比較検討を実施した。 (3)報告書の作成 各研究者の個別研究の成果と、アンケート調査の結果分析の二部に分けて、現在報告書を作成中である。
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Research Products
(2 results)