1996 Fiscal Year Annual Research Report
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07045042
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| Research Institution | University of Miyazaki |
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Principal Investigator |
大橋 登美男 宮崎大学, 農学部, 教授 (80040830)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
MAMUAD F. V. セントラル, ルソン州立大学・農学部, 教授
CRUZ L. C. セントラル, ルソン州立大学・農学部, 教授
原田 宏 宮崎大学, 農学部, 助教授 (90041061)
片山 英美 宮崎大学, 農学部, 教授 (80040848)
園田 立信 宮崎大学, 農学部, 教授 (00040866)
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| Keywords | 水牛 / 発育 / 牛乳生産 / 牛肉生産 / 屠肉形質 / 超音波 |
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| Research Abstract |
肉用牛の効率的生産システムの確立のためには、産肉能力のみならず、子牛の育成段階における母牛の産乳能力も極めて重要な形質である。
セントラル・ルソン州立大学では、フィリピン在来種(Philippine Carabao:PC)、ブルガリアからの導入種(Murra:MB)およびこれらの交雑種(CB)である水牛を用い産乳能力や産肉能力の遺伝子的改良、特に育種改良のための優良牛の選抜・さらに生産子牛の発育段階における枝肉構成の変化の解明等多くの課題を抱えており、1995年度に引き続きこれらの大学ならびに生産農家に繋養されている水牛から改良に関する基本的知見を得るため産乳能力に関するデータ収集を行うとともに、PC、MB及びCBの約300頭(内、約140頭は1995年度に引き続き経時的測定)を超音波測定し、得られた皮下脂肪厚、筋間脂肪厚、バラ厚、胸最長筋横断面積及び脂肪交雑等の屠肉形質推定値に対する要因効果について検討した。主な結果については以下の通りである。
水牛の308日間の乳量は、PC、MB及びCBでそれぞれ平均555kg、1,563kg及び1,412kgでMBとCBがPCに比較して有意(P<0.01)に高い値であった。一方、乳脂率は、PC、MB及びCBでそれぞれ平均8.8%、7.0%及び8.1%とPCあるいは交雑種がMBに比べて比較的高いことが認められた。
PC、MB及びCBの第7胸椎部の胸最長筋横断面積はそれぞれ平均27.2cm^2、28.3cm^2及び30.1cm^2cmと交雑種が有意(P<0.05)に大きいことが認められた。このことは第13胸椎部の胸最長筋面積についても同様の傾向であった。また、脂肪交雑については、0.12〜0.16でいずれの品種間にも有意な差は認められなかった。
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[Publications] Mamuad, F. V.: "Lactation pattern of Philippine carabao, murrah buffalo and its crosses." The 8th AAAP Animal Science Congress Proceedings.2. 6-7 (1996)
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[Publications] Harada, H: "The use of ultrasound for evaluating the carcass traits of live water buffaloes in the Philippines." The 8th AAAP Animal Science Congress Proceedings.2. 28-29 (1996)
