1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07242103
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
御園生 誠 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (20011059)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩澤 康裕 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (40018015)
瀬川 幸一 上智大学, 理工学部, 教授 (60053675)
吉田 郷弘 京都大学, 工学部, 教授 (00025933)
泉 有亮 名古屋大学, 工学部, 教授 (00115528)
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Keywords | 触媒 / 触媒表面 / 触媒設計 / 液相有機合成 / 層状構造の強酸 / 吸着反応性 / 構造の要因 / 構造元素の役割 |
Research Abstract |
原子レベルで構造の明確な分子性複合酸化物および金属表面について高機能触媒設計の原理を検討した。 前者のヘテロポリ酸凝液相反応場中のメタノール分子の運動性を高分解能固体NMRで解析するとともに、アルカン酸化に有効なモリブドバナドリン酸系触媒のレドックス機構をin-situラマン、ESRで明らかにした。これにより低温活性を有する超強酸の合成、アルカンの酸素分子による部分酸化触媒の設計指針を得た(御園生)。 ヘテロポリ酸をシリカゲルマトリックス中に分子レベルで固定することにより、溶出が少なく、フリーデルクラフツ反応、オレフィン水和、エステル加水分解、エステル合成等の溶液反応に高活性な、環境保全型酸触媒を設計した(泉)。 Cu-Ti触媒の表面構造を主にEXAFSを用いて解析し、NO還元に高活性な触媒のサイトを原子レベルで考察した。チタニア表面に生成する二次元Cuにより高活性が発現することを推定した(吉田)。 イソブタンの1-ブテンによるアルキル化反応を行い、超臨界状態ではSO_4^<2->/Mn/ZrO_2が触媒として失活が小さく高活性であることを見出した。超臨界流体と触媒構造、活性と関連を考察した(瀬川)。 ルチル単結晶表面での蟻酸イオンの動的挙動をSTMにより解明した。また、新規に昇温型ESDIAO/TOFを開発し、Ru(001)面上のCO,NH_3共吸着系の吸着種の配向状態、結合状態をリアルタイムで観察した(岩澤)。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] K.Inumaru,et al: "Porous Aggregates of Unidirectionally Oriented(NH_4)_3PW_<12>O_<40> Microcrystallites:Epitaxial Self-Assemply" Chem.Lett.559-560 (1996)
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[Publications] Y.Izumi: "Iminium Salt-catalyzed Liquid-phase Beckmann Rearrangement of Cyclohexanone Oxime" J.Mol Catal. 106. 43- (1996)
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[Publications] T.Yoshida: "Study on the Dispersion of Nickle lons in NiO-MgO System by X-Ray Absortpion Fine Structure" J.Phys.Chem. 100. (1996)
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[Publications] M.C.Ilao: "Shape-Selective methylamine synthesis over small porezeolite catalysts" Journal of Catalysis. 161. 20-30 (1996)
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[Publications] Y.Yamaguchi: "Catalytic Decomposition Reacrion of Formic Acid on an Ar^+-bombaraded TiO_2(110)Surface:Steady-state Kinetics and Microscopic Surface Structure" J.Chem.Soc.Faraday Trans. 91. 1663-1668 (1995)