1996 Fiscal Year Annual Research Report
衛星通信リフレッシュ教育情報のフィードバックシステム開発と効果的実施に関する研究
Project/Area Number |
07300010
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
清水 康敬 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (10016561)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大竹 康夫 日本電気, 総合経営研修所, (研究職)システム開
前迫 孝憲 大阪大学, 人間科学部, 教授 (00114893)
西方 敦博 東京工業大学, 教育工学開発センター, 助教授 (60260535)
中山 実 東京工業大学, 教育工学開発センター, 助教授 (40221460)
赤堀 侃司 東京工業大学, 教育工学開発センター, 教授 (80143626)
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Keywords | 衛星通信教育 / 遠隔教育 / リフレッシュ教育 / インターネット / データベース / 教育評価 / デジタル動画伝送 |
Research Abstract |
本研究では、今年度の以下の成果が得られた。 (1)ネットワークによるフィードバック・システムの確立 衛星通信を利用したリフレッシュ教育を実施する場合、質問などのフィードバックの方法が重要となる。そこで、インターネット、テレビ会議システムによるフィードバック・システムについて検討した。 特に、インターネットによるフィードバック・システムを構築し、衛星通信遠隔教育の際に利用できるようにした。ただし、これは、文字やテキストだけによるシステムである。動画像と音声によるシステムについては、近日中に完成させる予定である。 (2)衛星通信リフレッシュ教育の評価 衛星通信を利用したリフレッシュ教育を実施し、その評価を実施した。そして、そのアンケート評価を因子分析し、「講義の雰囲気」、「画像提示」、「映像音声」、「同時性」の4つの評価因子を抽出した。そして、いずれの因子も高い評価を得ていることを確認した。 次に、これらの因子について総合評価との関係を調べたところ、画像品質との相関がみられた。したがって、内容が十分よい場合には、画像品質によって総合評価が変わることを明らかにした。 (3)衛星通信遠隔教育システムの確立 実際に通信衛星を利用した遠隔教育を実施した結果、より効果的なリフレッシュ教育の方法を検討している。これには、システム間と運用面の両面から検討している。
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[Publications] 藤木 卓: "パソコン通信の対話機能を利用した授業の試行と評価" 日本教育工学雑誌. 20巻1号. 63-74 (1996)
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[Publications] 宇井 修: "衛星通信を利用した講義・講座における受講者評価に関する検討" 電子情報通信学会信学技報. ET96-98. 79-86 (1996)
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[Publications] 清水康敬: "東京工業大学における遠隔教育の取組" 文部時報. 1440号. 26-27 (1996)
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[Publications] 清水康敬: "衛星通信の仕組み、制度、経費" 衛星通信教育セミナー'96((財)衛星通信教育振興協会). 10-45 (1996)
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[Publications] 清水康敬: "衛星通信利用のリフレッシュ教育と今後の展開" OHM. 8月号. 81-85 (1996)
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[Publications] 西方敦博: "画像符号化装置の一評価法に関する検討" テレビジョン学会誌. 50巻1号. 125-129 (1996)