1996 Fiscal Year Annual Research Report
戦後日本の社会移動と地域社会の変容に関する実証的研究
Project/Area Number |
07301023
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Research Institution | Iwaki Meisei University |
Principal Investigator |
福永 安祥 いわき明星大学, 人文学部, 教授 (40062260)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
下平 好博 明星大学, 人文学部, 助教授 (40235685)
渡戸 一郎 明星大学, 人文学部, 助教授 (00230946)
藤原 眞砂 いわき明星大学, 人文学部, 助教授 (50209128)
高萩 盾男 いわき明星大学, 人文学部, 教授 (80216697)
鈴木 幸壽 和洋女子大学, 学長 (70014397)
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Keywords | 社会移動 / 地域社会の変容 / 居住地移動 / 職業移動 / 共同性 |
Research Abstract |
このプロジェクトの課題は、後日本の社会移動という流動的側面に着目しながら、地域社会の変容を明らかにすることである。当初の企画では、東京三多摩地方といわき市の比較地域社会研究を行うことになっていたが、2年間の短期の調査研究ということもあり、対象地域をいわき市に限定して調査研究を進めていった。 まず、いわき市の人口移動(転出、転入者数、通勤・通学者数)の特徴について、国勢調査のデータを分析した。その結果、市外への移動は他の同一規模の都市と比べて極めて低く、市内で完結している閉鎖型の移動特性を持っている都市であることが明らかになった。また、いわき市が実施した転出・転入の理由に関する調査結果のデータ解析を行い、いわき市の人口移動のメカニズムについて解析を行った。 これを踏まえて、社会移動と地域社会の変容の関係を探るため「人口移動と地域社会」調査を1997年7月に実施した。対象地域いわき市平地区内の2地点(「平字」と「中央台飯野・中央台鹿島」)で、40歳代(1952〜56年生まれ)と60歳代(1927〜31年生まれ)の2つのコ-ホ-ト(男・女)を対象者としたサンプル調査である。この調査結果について、家族(親子関係)、集団参加、地域意識、サポート・ネットワーク、社会移動(職業移動、移住地移動)などの視点より分析を行った。 上記調査では調査地域が市街地に限定されているため、農村地域における地域社会の変容を明らかにする必要があるということになり、いわき市三和町下三坂地区といわき市川前町上桶売地区を対象とした調査研究が行われた。これらの研究では、「共同性の変容」(三和)「生活互助と村落」(川前)を焦点に、地域社会の変容について分析を行った。
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Research Products
(1 results)