1996 Fiscal Year Annual Research Report
開発と文化人類学:社会・経済開発における文化人類学の貢献
Project/Area Number |
07301040
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Section | 総合 |
Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
青柳 真智子 立教大学, 文学部, 名誉教授 (00089278)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小馬 徹 神奈川大学, 外国語学部, 教授 (40145347)
星野 晋 松山東雲短期大学, 生活科, 専任講師 (00259649)
菊地 京子 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (10161415)
谷口 佳子 青森公立大学, 経営経済学部, 教授 (60171857)
伊藤 亜人 東京大学, 教養学部, 教授 (50012464)
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Keywords | 開発 / 文化人類学 / 国際協力 / 開発人類学 / 経済援助 / 医療協力 |
Research Abstract |
1 本年度は二回の研究会を行った。第一回は研究分担者の一員である伊藤亜人が開発についての文化人類学的文献を歴史的に紹介し、それらについて全員で討議を行なった。第二回の研究会は愛知県豊田市において行い、次の方々から援助開発事業についての具体的活動について講義を受けた。 (研究会の講義内容は別紙参照) (1) 財団法人オイスカ中部日本研修センター所長杉浦利金氏 (2) 財団法人豊田市国際交流協会会長プチ・トルン氏 (3) 財団法人アジア保健研修財団主事山崎真由美氏 2 平成8年11月30日、豊田市国際交流協会主催の豊田市民を対象とする市民大学において「開発・文化・女性:文化人類学の視点から」と題するシンポジウムを行なった。 司会 青柳真智子 話者 田中真砂子 「開発と文化」 菊地京子 「開発と女性:フィリピンの事例を中心として」 谷口佳子 「農村女性のエンパワーメント:スリランカの事例を中心として」 3 平成8年2月10日、11日の両日、早稲田大学において開催された国際シンポジウム「プロポーザル21:21世紀へ向けての国際開発援助協力--開発人類学からの提言」において発表した菊地靖、菊地京子、伊藤亜人、成田弘成、青柳清孝の各研究分担者はその英文報告をまとめるための作業を行なった。 4 各研究分担者はそれぞれの担当地域について文献収拾を行い、あるいは別途資金によって担当地域に赴き、開発の実態について問題点を明らかにする努力を行なった。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 斉藤尚之: "Natural Science,anthropology and development" 国際開発研究フォーラム(名古屋大学大学院国際開発研究所). 6. 49-60 (1996)
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[Publications] 斉藤尚文: "Estudio humanoecologico de los conocimientos,actitudes y practicas en la Chagas de Santa Maria Ixhuatan." Enfermedades Tropicales en Guatemala. JACA96. 160-164 (1996)
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[Publications] 菊地京子: "周縁としての外国人女性労働者" 女と男の時空(山下悦子編)藤原書店. 6. 573-598 (1996)
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[Publications] 斉藤尚文: "The Japanes health movement after the Second World War and current international medical assistance by the Japanese Government." Health and Development in Asia(K.Takahashi,ed.). 77-90 (1996)