1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07304024
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (A)
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
濱部 勝 東京大学, 理学部, 助手 (00156415)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 道利 国立天文台, 岡山天体物理観測所, 助手 (90270446)
吉田 重臣 東京大学, 理学部, 助手 (30251416)
洞口 俊博 国立科学博物館, 理工学研究部, 研究員 (00238768)
市川 隆 東京大学, 理学部, 助手 (80212992)
市川 伸一 国立天文台, 天文学データ解析計算センター, 助手 (80211738)
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Keywords | データ解析 / 天文学 / CCD観測 / 天体物理学 / データ・ア-カイブ / 自動処理 / 誤差解析 |
Research Abstract |
本年度は2年計画の1年目として、以下を行った。 (1)データ解析における誤差要因とその性質につき詳細な検討評価を行い、解析ソフトへの組込みを検討した。 (2)小規模観測データの精密解析システムのプロトタイプとして、CCD撮像データ整約解析システムSPIRALの拡張整備を行い、処理履歴の自動記録等の将来の解析システムの備えるべき機能の幾つかを実現した。 (3)データア-カイブシステムのプロトタイプを構築し、ア-カイブの観点から、データ取得系とデータ解析システムの要件を検討し、これらをすべてを有機的なシステムとして構築することの重要性を再確認した。 (4)木曽観測所の赤外カメラの開発に伴い、赤外データの処理システムのプロトタイプを開発した。 (5)オブジェクト指向DBシステムのデータ解析システムおよびデータア-カイブへの応用の検討を開始した。 (6)比較的小規模な観測データの自動処理ソフトをもとに、大規模データの自動処理の問題点の検討を行った。 (7)天文学の様々なデータ形式の比較検討を行い、更にデータの標準化のための議論を行った。 (8)観測データ較正の手法と問題点を、X線から電波に至る様々な波長域についての統一的検討を試みた。 (9)孤立した研究者むけの解析システムのパッケージをCCDを用いて開発し、国内の関連研究者に配布した。 (10)GUIシステムの検討を行い、代表的なGUIツールTcl/Tkを採用し、すばる望遠鏡の偏光分光撮像装置のデータ取得系のGUI部のプロトタイプを作成した。これによりGUI利用の基本的技術を確立した。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Takata, T. et al.: "An Archival System for Observational Data Obtained at the Okayama and Kiso Observatories. II" Publ. National Astron. Obs. Japan. 4(印刷中). (1996)
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[Publications] Horaguchi, T. et al: "An Archival System for Observational Data Obtained at the and Kiso Observatories" Publ. National Astron. Obs. Japan. 4. 1-8 (1995)
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[Publications] Fukugita, M.et al: "Galaxy Colors in Various Band Systems" Publ. Astron. Soc. Pacific. 107. 1-14 (1995)
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[Publications] Ito, N. et. al.: "Kiso Observatory Near-Infrared Camera with a Large Format Array" Proc. of SPIE (The Soc. Photo-Optical Instr. Engineers). 2552. 430-437 (1995)