1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07304027
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (A)
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
酒井 英行 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (90030030)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石原 正泰 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (40013396)
高橋 憲明 大阪大学, 理学部, 教授 (10028152)
永井 泰樹 東京工業大学, 理学部, 教授 (80028240)
笠木 治郎大 東北大学, 理学部, 教授 (10016181)
森信 俊平 九州大学, 理学部, 教授 (50016078)
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Keywords | 重イオン / ハドロン |
Research Abstract |
今年度の研究実績は以下の通りである。 1.各研究機関からの代表者会議を,5月15日は大阪大学核物理研究センターに於いて,また6月27日には東京大学山上会館に於いて開催し,本研究の全体的な企画調整を行った。 2.また同時に,原子核研究所の新研究所への転換に伴った加速器計画の変更ならびにその物理についても重点的に議論を行った。これは,今までは計画の後期に予定されていた,30GeVシンクロトロン建設を時期的に繰り上げること,ならびに加速エネルギーを50GeVに増加させること,への計画変更に伴って発生した。物理については別途作業グループ(21世紀ハドロン加速器検討委員会)を編成し検討を行ない、冊子「50GeV大強度陽子加速器による物理」を作成した。 3.この新たな事態に対処するべく,全国から代表的な若手研究者も含めて50GeV計画の検討会を,12月23日には大阪大学核物理研究センターに於いて,また1月6日には東京大学に於いて開催した。この検討結果の報告書は現在取りまとめ中である。 4.この検討から,幾つかの実験計画が生まれたが,共通する装置のテストを進めるために光電子増倍管を購入した。また研究機関が幾つにも渡るので効率化のためにパソコンを購入してデータベースの整備を始めた。 このように今年度の研究は目覚ましい成果をあげ,当初の計画(総合的な立場から全国の研究計画を検討し、特徴的な核物理の新しい領域の展開を計ろうとする)に沿って順調に進んだ。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] H. Sakai: "Spin-tlip probability via the ^<26>Mg(^3He, tγ)^<26>Al reaction" Nucl. Phys.A588. 479-489 (1995)
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[Publications] H. Sakai: "Facility for the (p, n) polarization transfer measurement" Nucl. Instr. Meth.A369. 120-134 (1996)