1995 Fiscal Year Annual Research Report
地球環境保全のための都市・建築の計画手法に関する総合的研究
Project/Area Number |
07305027
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (A)
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
松尾 陽 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (00010778)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 倬郎 工学院大学, 助教授 (50011185)
宮澤 鉄蔵 千葉工業大学, 教授 (60083888)
三村 浩史 京都大学, 工学部, 教授 (50025912)
尾島 俊雄 早稲田大学, 理工学部, 教授 (20063670)
安岡 正人 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (20058043)
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Keywords | 地球環境 / ライフスタイル / エコ・シティ / 建築省エネルギー / 地球温暖化 / 居住形態 / 都市気象 / 環境教育 |
Research Abstract |
当初の計画に従って本年度は、地球環境時代にふさわしい都市・建築の造り方、あり方について有効な指針を得ることを目的に調査研究をおこない、以下に示すような成果を得た。 (1)これまでの研究成果をふまえ、新しい展開を図るためのトータルイメージを作成し、それらをベースに討議を重ねて本研究の全体像を構築し、研究計画を策定した。 (2)建築・都市の建設、使用、改廃等にわたる環境保全性のライフサイクル評価方法を策定するため、基本となる評価指標の再検討、算定方法の体系化、データベースの構築を行った。 (3)地域環境を念頭に置いた都市機能の在り方について、単なるエコロジカルな側面ばかりでなく、人工的手段を含めた総合的な視点から考究し、地球環境都市のプロトタイプを提示した。 (4)生活様態に関して世界的な視野で現状を調査し、体系的な分類を行い類型別の人口を整理して、地球環境時代のライフスタイルの動向を探った。 (5)世界的な視野で、都市から農村などにわたる様々な居住形態を掘り起こし現代に活用する可能性に付いて調査し、居住形態モデルを提示した。 (6)都市・建築における資源・エネルギーの消費、固定、カスケード使用、リサイクル利用等の体系的調査を行い地球環境問題の解決の方策を検討した。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 村上周三他: "都市の温熱環境の数値シミュレーション-その5" 日本建築学会大会学術講演梗概集. 環境工学II. 623-624 (1995)
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[Publications] 松尾陽他: "東京都区部の建物排熱量マップ 都市表面の伝熱に関する研究 その1" 日本建築学会大会学術講演梗概集. 環境工学II. 257-258 (1995)
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[Publications] 尾島俊雄他: "下町エコシティ計画における局地気象の数値解析による検討" 日本建築学会大会学術講演梗概集. 環境工学I. 951-952 (1995)
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[Publications] 松尾陽他全員: "地球環境保全の為の都市・建築の計画手法に関する総合的研究 中間報告" 科研費 地球環境保全の為の都市・建築の計画手法に関する総合的研究, 402 (1995)