1996 Fiscal Year Annual Research Report
寝たきり老人をいかに防ぐか-骨密度、筋量、体脂肪量からみた適性身体活動指標の作成
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07308004
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Section | 総合 |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
福永 哲夫 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (40065222)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石田 良恵 女子美術大学, 教授 (10149312)
角田 直也 国士館大学, 体育学部, 教授 (80119081)
金久 博昭 富山大学, 教育学部, 助教授 (50161188)
安部 孝 東京都立大学, 理学部, 助教授 (90184217)
深代 千之 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (50181235)
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Keywords | 老化 / 身体組成 / 超音波 / トレーニング |
Research Abstract |
日常生活における身体活動量が身体組成に及ぼす影響を明らかにするとともに,高齢者に対して特別に処方した体力トレーニングが身体組成と機能にどのような影響を及ぼすかを明らかにする研究を行なった.その結果, 1)身体活動量を表わす指標として一日の歩数を計測し,超音波で測定した身体各部の皮下脂肪厚との関係を見た結果,約100名の中高年齢者について両者の間には0.6以上の統計的に有意な相関関係が見られ,一日の歩数の多い人ほど皮下脂肪厚が薄い傾向が見られた.この事は一般的に身体運動量が脂肪の蓄積に影響することを示すものと考えられた. 2)60歳以上の高齢者について6カ月にわたり日常生活で行なうことが出来る身体トレーニング(腕立て伏せ,上体起こし,スクワット)を実施した結果,筋厚の増加傾向が見られた. 以上のことから,定期的な身体運動は脂肪を減少させ,筋を肥大させる効果が高齢者においても見られることが明らかになった.
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Fukunaga.T: "Tendinous movement of a human muscle during voluntary contractions determined by real-time ultrasonography." J.Appl.Physiol.81(3). 1430-1433 (1996)
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[Publications] Akima.H.: "Effects of 20 days of bed rest on physiological cross-sectional area of human thigh and leg muscles evaluated by magnetic resonance imaging." Gravitational Physiol.(in press).
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[Publications] Fukunaga.T.: "Determination of fascicle length and pennation in a contracting human muscle in vivo." J.Appl.Physiol.82(1)(in press). (1996)
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[Publications] Fukunaga.T.: "Muscle architecture and function in human." J.Biomechanics. (in press).