1996 Fiscal Year Annual Research Report
21世紀の科学技術社会に求められるライフスキルの研究
Project/Area Number |
07308011
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Section | 総合 |
Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
野上 智行 神戸大学, 発達科学部, 教授 (80127688)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三宅 征夫 国立教育研究所, 科学教育研究センター, 室長 (50000071)
中島 秀人 東京工業大学, 工学部, 助教授 (40217724)
小川 正賢 茨城大学, 教育学部, 助教授 (80143139)
小田 利勝 神戸大学, 発達科学部, 教授 (90124536)
浅田 匡 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (00184143)
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Keywords | ライフスキル / 科学技術 / STS / ストレスマネージメント / 知識経営能力 / 意思決定能力 / コミュニケーション能力 / セルフエステ-ム |
Research Abstract |
本年度は,昨年の研究で「21世紀を生きるライフスキル」のもつ特徴としてクローズアップされた「科学技術をマネージメントする能力」「知識や情報をマネージメントする能力」「知識経営の能力」「自己教育力」「状況対応力」「コミュニケーション能力」「目標設定能力」「意思決定能力」「ストレスマネジメント」といったスキルが,はたして,将来に備えて「教育する」ことが出来るものなのか,可能であるとすればどのようなアプローチが可能であるかを神戸大学発達科学部附属幼稚園・明石小学校・明石中学校において実践を通しながら検討した。 その内容を平成8年12月13日に神戸大学発達科学部附属明石校園で公開し,教育研究者・教師・指導主事らと内容について検討した。その際,オックスフォード大学のジョアン・ソロモン博士に指導助言を受けた。特に「科学技術社会におけるライフスキル:21世紀の科学教育」と題しての提言は我々研究グループだけでなく,参会した1200名の教師・研究者らに大きな示唆をもたらした。 附属校園での試みを中心とした検討から,学校教育の現場でこれらのライフスキルの修得を確実にしようとするなら,教科の枠組みを超えた「総合的なアプローチ」と「教師と学習者との間に協同的な探求的な営み」が必要であることが示唆された。 次年度はこの点をより詳細に検討することが課題として認識された。
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Research Products
(8 results)
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[Publications] 野上智行、J.Solomon他: "「人間にとって最適環境とは?(3)-科学技術社会を生きるライフスキルの視点から-" 神戸大学発達科学部附属人間科学研究センター「人間科学研究」. 4(2)(印刷中). (1997)
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[Publications] 小田利勝、野上智行他: "サクセスフル・エイジングとライフスキルに関する一考察" 神戸大学発達科学部 研究紀要. 10(印刷中). (1997)
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[Publications] 野上智行・中島秀人・小川正賢他: "公開シンポジウム:人間にとって最適環境とは?(2) 21世紀の科学技術社会におけるライフスキル" 神戸大学発達科学部附属人間科学研究センター「人間科学研究」. 3(2). 1-67 (1996)
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[Publications] 野上智行: "21世紀に向けてのライフスキルと科学教育の課題" 日本科学教育学会研究会 研究報告. 10(3). 7-10 (1996)
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[Publications] 野上智行・JOAN SOLOMON 神戸大学発達科学部附属明石校園: "人間にとって最適環境とは?(3) -科学技術社会を生きるライフスキルの視点から-" 神戸大学発達科学部附属人間科学研究センター 紀要「人間科学研究」. 4(印刷中). (1997)
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[Publications] 小田利勝・野上智行・浅田 匡・小石寛文: "サクセスフル・エイジングとライフスキルに関する一考察" 神戸大学発達科学部研究紀要. 10(印刷中). (1997)
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[Publications] JKYB研究会 川畑徹朗: "総合的学習の提言-教化をクロスする授業-4 「健康教育とライフスキル学習」理論と方法" 明治図書, 160 (1996)
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[Publications] 野上智行・栗岡誠司編著: "総合的学習への提言-教科をクロスする授業-6 「STS教育」理論と方法" 明治図書, 145 (1997)