1997 Fiscal Year Annual Research Report
自然理解における科学的な知の表現方法と評価方法の体系化
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07308013
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Research Institution | Miyazaki University |
Principal Investigator |
中山 迅 宮崎大学, 教育学部, 助教授 (90237470)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤田 剛志 千葉大学, 教育学部, 助教授 (90209057)
松原 道男 金沢大学, 教育学部, 助教授 (80199843)
加藤 圭司 横浜国立大学, 教育学部, 助教授 (00224501)
稲垣 成哲 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (70176387)
西川 純 上越教育大学, 助教授 (80218130)
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Keywords | 認知論的アプローチ / 構成主義 / 社会的構成主義 / 状況論 / 理科学習 / 自然事象 / ポートフォリオ評価 / メタファ |
Research Abstract |
本年度は、研究プロジェクト全体の位置づけにそって(科学教育研究、19(4))、各担当箇所の研究のまとめを行い、成果の報告を積極的に行った。 例えば、次のような内容である。 ・科学概念の比喩的な構成(科学教育研究,22(1)) ・幼児から成人までを対象とした科学概念の定着に関する研究 ・理科授業における科学概念定着の条件についての研究(科学教育研究,21(2)) ・知識の社会的構成についての分析(情意的側面および、関係論的分析) (生活科教育学会機関誌5,日本理科教育学会研究紀要,38(2) ・ボ-トフォリオアセスメントについての理論的研究 ・子どもの電流概念の枠組みについての再検討(科学教育研究,21(2) こういった各パートの成果を関係づける考察を、全員が行って、科学的な知の体系化への示唆を与えた。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 中山 迅: "子どもの科学概念の比喩的な構成" 科学教育研究. 22(1)(印刷中). (1998)
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[Publications] 西川純,安達哲夫: "科学概念の獲得/定着と文脈依存性に関する研究(第2報)" 科学教育研究. 21(2). 101-114 (1997)
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[Publications] 西川純,古市恵: "イメージ記憶及び言語記憶に対するメモ及びスケッチの教育効果の比較研究" 日本理科教育学会研究紀要. 37(3). 15-24 (1997)
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[Publications] 稲垣成哲,山口悦司: "学びの社会的編成:フィールドワークにおける相互行為の分析" 日本生活教育学会機関誌『せいかつか』. 4号. 55-60 (1997)
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[Publications] 稲垣成哲,山口悦司: "学びの社会的編成:相互行為としての支援" 日本生活科教育学会『せいかつか』. 5号. 58-65 (1998)
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[Publications] 稲垣成哲,山口悦司: "理科授業のエスノグラフィー:リソースに媒介された教師-子どもの関係性の会話分析的検討" 日本理科教育学会研究紀要. 38(2). 135-146 (1997)