Research Abstract |
(1)総括班(総括班会議:2回,全体会議:1回)に於て,本研究のあり方について検討を行った結果,工業,農業,商業・文化,高齢化社会班いずれも中国四国全体としてできるだけ統一的な指標で,市町村レベルで県別及び全体として評価できるようにすることで研究を推進することとなった。そして,成果については,広く地域に利用されることを目的にインターネットのホームページを開設することになった。 (2)工業班については,各県の産業動向を3大産業分類,産業大分類(10業種),産業中分類(22業種),市町村歳入・歳出,県別ISO認証企業について,市町村別にデータベースの作成を進めている。そして,市町村別に22業種の付加価値を利益/人(減価償却を含まない)から評価する方法及び市町村別業種存在数,業種別就業者数と歳入・歳出との関係から地域活性化モデルを作成する。 (3)農業班では,農林産物の加工に関連する食料品製造業,飲料・飼料・たばこ製造業,木材・木製品製造業について,製造出荷額,従業員数,そして農業生産品として耕種(10品目),養蚕(1品目),畜産(4品目),加工農産物(1品目)についてのデータベースを作成し,地域特性を明らかにする。また,遺伝資源,育種技術などバイオ技術を活性した地域に於ける新しい展開についての資料を収集する。 (4)高齢化社会班では,健康づくりの視点と疫学・人間生態学的観点から保険・医療・福祉・環境指標を分類しデータを集積中である。また,各研究者については保健医療福祉・環境の現状とそのデータベース化に関する基礎研究を推進中である。 (5)商業・文化班では,都市機能を支える第3次産業として,商流,物流,情報,中枢管理機能などの商業・サービス・文化に関する分野について,各研究者レベルでこの課題について研究を進めている。
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