Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森 利枝 学位授与機構, 審査研究部, 助手 (00271578)
池 マリ 学位授与機構, 審査研究部, 助教授 (90212753)
たち 昭 学位授与機構, 審査研究部, 教授 (50116282)
平 則夫 学位授与機構, 審査研究部, 教授 (60004553)
黒羽 亮一 学位授与機構, 審査研究部, 教授 (80192045)
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Research Abstract |
この研究では,アメリカ及びイギリスの学外学位の制度的な仕組み,現状,今後の展開の見通しについて,その歴史と近年の動向を把握するとともに,生涯学習社会の進展・成熟とのかかわりでの今後の展開の見通しについて調査し,学外学位プログラムをもつ大学・学位授与機関に対する郵送法による調査で現状に対する客観的なデータを収集するとともに,プログラム責任者の見解,学外学位を持たない大学の意見についても調査し,この種の制度についての展開を予測することを目的としている。学外学位についてはまとまった研究は日本ではまだなされておらず,米英においても実態の進行のわりには十分な研究が少ない。本研究は,アメリカで200近くある学外学位プログラムとイギリスの主要な同種のプログラムを総合的に調査する最初の試みである。また,現状に加え,生涯学習社会の進展との関係で今後の見通しを調べる点でも特色がある。 平成7年度には,学外学位に関する国内,国外の文献/資料を収集,分析するとともに,米・英の学外学位プログラムを実施する大学・学位授与機関にたいするアンケート調査(対象200件)を実施し,制度と現状を把握した。データはパソコン上でデータベース化し,特性の分析を行った。 平成8年度は,平成7年度の研究をもとにさらに文献/資料の収集,分析を進めるとともに,学外学位プログラム責任者,学外学位を実施していない大学の関係者,アクレディテーション機関を含む大学団体にたいする意見調査について実施の準備をすすめた。研究の進展の中では、学外学位の定義の多様性が明らかになるとともに,その実施機関にも相当の変化があることがわかってきた。平成9年度には,本調査を実施し,データを確実化するとともに,調査の分析をまとめ,文献/資料調査の合わせ報告書を作成する。
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