1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07451076
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
大山 喬平 京都大学, 文学研究科, 教授 (70025055)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今岡 典和 京都大学, 文学研究科, 助手 (40193669)
吉川 真司 京都大学, 文学研究科, 助教授 (00212308)
高橋 秀直 京都大学, 文学研究科, 助教授 (70183853)
藤井 譲治 京都大学, 文学研究科, 教授 (40093306)
鎌田 元一 京都大学, 文学研究科, 教授 (50092747)
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Keywords | 都市文書 / 教王護国寺文書 / 東大寺文書 / 上河家文書 / 板倉家文書 / 荘園 / 裁許状 |
Research Abstract |
(1)京都大学文学部博物館所蔵「都市文書」の調査と検討 博物館所蔵文書のうち、教王護国寺文書・東大寺文書・上河家文書の調査を行なった。教王護国寺文書・東大寺文書については、荘園にたいする都市領主としての側面を示す文書を抽出し、内容の検討と釈文作成を行なった。上河家文書については詳細な調書を作成し、データベース化の準備を進めた。 (2)他機関所蔵「都市文書」の調査 博物館所蔵文書との比較検討のため、東寺文書・東寺百合文書・東大寺文書の調査を行ない、内容の検討と釈文作成を行なった。その際、博物館所蔵の写真・影写本を主に利用したが、必要なものについては原文書の調査に及んだ。また、昨年に引き続いて板倉家文書の調査を行ない、その帳簿類の内容を整理した。 (3)前近代「都市文書」の通時的検討 研究代表者・分担者それぞれが専攻する時代の「都市文書」について検討をすすめ、研究報告や博物館展示のかたちでその成果の一部を発表した。なお、二ヶ月に一度の研究会は開催できなかったが、発表準備の過程では随時打ち合わせを行ない、共通認識の形成に努めた。 (4)鎌倉時代裁許状の集成と検討 鎌倉幕府以外の裁許状を『鎌倉遺文』から広く収集し、個々にその内容を検討した。
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