1995 Fiscal Year Annual Research Report
言語の普遍性と個別性に関する記述的・理論的総合研究
Project/Area Number |
07451105
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
鷲尾 龍一 筑波大学, 現代語・現代文化学系, 助教授 (90167099)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 勲人 筑波大学, 現代語・現代文化学系, 講師 (40250998)
加賀 信広 筑波大学, 現代語・現代文化学系, 講師 (20185705)
岡本 順治 筑波大学, 現代語・現代文化学系, 講師 (80169151)
大矢 俊明 筑波大学, 現代語・現代文化学系, 講師 (60213881)
伊藤 眞 筑波大学, 現代語・現代文化学系, 講師 (60168375)
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Keywords | 言語普遍性 / 対照研究 / 結果構文 / 意味構造 / 受身文 / 再帰代名詞 / 慣用句 / 中間構文 |
Research Abstract |
印欧語・東洋語の専門家が結集し,諸言語の比較・分析を徹底した深さ・精密さで行うことにより、言語の普遍性・個別性という概念に,明確な理論的意義を与える,という本研究プロジェクトの基本的立場を踏まえ,本年度は,「研究実施計画」に示した線に添って,月一回のペースで研究会を開き,会合の席上あるいはネットワーク上で活発な討論が繰り広げられた。研究会では,例えば次のようなトピックに関して発表が行なわれた。 鷲尾龍一「投射されない意味構造に関する若干の考察」(第13回例会1995年4月26日) 山田博志「他動詞構文に現われる場所の状況補語の曖昧さについて」(第14回例会1995年6月7日) 岡本順治「方向性の認知に関するメモ」(第16回例会1995年7月11日) 佐々木勲人「方向性と影響性-中国語受身文の成立条件について」(第17回例会1995年9月13日) 伊藤眞「日独慣用句対照研究」(第18回例会1995年10月5日) 加賀信広“Change of Location and Change of State"(第19回例会1995年11月2日) 大矢俊明“Conditions on reflexive pronouns in German:A case study of ‘reflexive-ergative'and ‘middle' constructions"(第20回例会1996年1月11日) こうした研究会を通じ,日本語,中国語,フランス語,ドイツ語,英語,韓国,朝鮮語などの言語が、どの程度まで共通点を有し,どの点において異なっているのかが、かなり具体的な形で明らかにされてきた。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 鷲尾龍一: "使役化と意味のタイプ" 文法と言語理論. (印刷中). (1996)
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[Publications] 伊藤眞: "Bemerkungen zum phraseologischen Worterbuch fur Auslander" 言語文化論集. 40. 109-122 (1995)
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[Publications] 大矢俊明: "Uber die Topikalisierungdes Akkusativobjektes im Deutschen aus kognitiver Sicht" 言語文化論集. 41. 55-70 (1995)
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[Publications] 岡本順治: "ドイツ語における移動様態動詞の特性:結果構文の意味するもの" 文法と言語理論. (印刷中). (1996)
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[Publications] 加賀信広: "Some Remarks on Kuroda's Theory of the Thetic and Categorical Judgments" 筑波英学展望. 15. 15-31 (1996)
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[Publications] 佐々木勲人: "方向性と影響性:中国語受動文の成立条件をめぐって" 文法と言語理論. (印刷中). (1996)