1997 Fiscal Year Annual Research Report
言語の普遍性と個別性に関する記述的・理論的総合研究
Project/Area Number |
07451105
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
鷲尾 龍一 筑波大学, 現代語・現代文化学系, 助教授 (90167099)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 勲人 筑波大学, 現代語・現代文化学系, 講師 (40250998)
加賀 信広 筑波大学, 現代語・現代文化学系, 講師 (20185705)
伊藤 眞 筑波大学, 現代語・現代文化学系, 助教授 (60168375)
山田 博志 筑波大学, 現代語・現代文化学系, 助教授 (10200734)
岡本 順治 筑波大学, 現代語・現代文化学系, 助教授 (80169151)
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Keywords | 言語普遍性 / 対照研究 / 結果構文 / 意味構造 / 受身文 / 再帰代名詞 / 慣用句 / 中間構文 |
Research Abstract |
印欧語・東洋語の専門家が結集し,諸言語の比較・分析を徹底した深さ・精密さで行うことにより,言語の普遍性・個別性という概念に明確な理論的意義を与える,という本研究の目標を踏まえ,本年度も昨年度に引き続き,月1回の研究会を開催し,活発な討論を行った.研究会の主なトピックは以下の通りである. 加賀信広 “A Syntactic Analysis of English Middles"(第32回例会 1997年4月30日) 黒田 享 「日本語とドイツ語の主語」(第34回例会 1997年6月26日) 佐々木勲人「間接受動文の成立条件」(第35回例会 1997年9月25日) 山田博志 「Ryuichi Washio's “A Note on Time and Location in French"へのコメント」(第36回例会1997年10月23日) 岡本順治 「Eventの定義をめぐって」(第39回例会 1998年1月29日) 大矢俊明 「行為動詞から移動表現へ」(第40回例会 1998年3月18日) た,本年度は最終年度に当たるため,研究成果のとりまとめの作業を行い,報告書を作成した.そこには次のような論文が含まれる(抜粋). 伊藤 眞 「慣用句の構成要素の分析」 黒田 享 「ドイツ語の迂言的テンス形式について」 加賀信広 “English Adjectives and Thematic Roles" 大矢俊明 「ドイツ語の移動表現における再帰代名詞の出没について」
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Research Products
(8 results)
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[Publications] Washio,Ryuichi: "Resultatives,Compositionality and Language Variation." Journal of East Asian Linguistics. 6. 1-49 (1997)
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[Publications] Itoh,Makoto: "Klassifikationsversuche und deren Problematik in der Phraseologieforschung" 言語文化論集. 46. 181-202 (1998)
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[Publications] 黒田,享: "Lassen-構文の構造の歴史的変遷" 言語文化論集. 46. 203-213 (1998)
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[Publications] 山田,博志: "フランス語に見る「場所」と「道具」の間" 言語の普遍性と個別性に関する記述的・理論的総合研究(科研費報告書). (1998)
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[Publications] 佐々木,勲人: "中国語の間接受動文" 言語の普遍性と個別性に関する記述的・理論的総合研究(科研費報告書). (1998)
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[Publications] Okamoto,Junji: "Comments on the Notion of “Strong and Weak Resultatives" in Washio (1997)" 言語の普遍性と個別性に関する記述的・理論的総合研究(科研費報告書). (1998)
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[Publications] 鷲尾,龍一, 他6名: "ヴォイスに関する比較言語学的研究" 三修社, 320 (1997)
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[Publications] 加賀,信広, 他1名: "指示と照応と否定(日英語比較選書4)" 研究社, 220 (1997)