1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07456006
|
Research Institution | KYUSHU UNIVERSITY |
Principal Investigator |
吉村 淳 九州大学, 農学部, 教授 (00182816)
|
Keywords | 日本型イネ / RAPD / RFLP / 連鎖分析 / 組換え自殖系統 / PCR / サザン分析 / DNAフィンガープリント |
Research Abstract |
RFLP地図は利用場面が多いが,日本型イネの間でのRELP地図の利用は皆無といった状況である.そこで,本研究では,「日本型イネ間のDNA多型検出とマップの作成」を計画した.本年度に得られた結果の概要は次のようなものである. これまで,「台中65号」と「日本晴」の交配F_2を用いて連鎖分析を行った結果,合計66マーカー(RAPDマーカー57個,RFLPマーカー9個)からなる13個の連鎖群が得られた.本年度は,日本型品種の恒久的マップ集団として,「日本晴」と「台中65号」の交配から単粒系統法で組換自殖系統群(F_7世代)を完成し,これを用いてRAPDマーカー57個について連鎖分析を行った.この結果,座乗染色体がわかっているRAPDマーカーを介して,染色体1,3,4,5,6,8,10,11の8本の染色体について連鎖群が構築できた.現在,F_7集団にRFLPマーカーのマッピングを行っている.
|