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1997 Fiscal Year Annual Research Report

テッポウユリの切花栽培における生理的障害発生の原因とその防止法

Research Project

Project/Area Number 07456022
Research InstitutionOsaka Prefecture University

Principal Investigator

今西 英雄  大阪府立大学, 農学部, 教授 (20081549)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大木 理  大阪府立大学, 農学部, 助教授 (00128761)
森 源治郎  大阪府立大学, 農学部, 助教授 (20081515)
Keywordsテッポウユリ / 不発芽 / 堀り上げ時期 / 低温処理 / 高温処理 / 温湯処理
Research Abstract

沖永良部島の同じ生産者の圃場で、5月26日から7月6日まで1週間ごとに同じ畝から順次堀り上げられた球根を堀り上げの3日後に入手した。球周、球重およびりん片の新鮮重、乾物重を調べたところ、堀り上げ時期が遅くなるにつれて増加し、特に6月8日から15日にかけて急激に増加したが、以後増加は止まった。総分化葉数は6月22日の堀り上げまで漸増した。球根を入手の翌日に植え付け、球根の休眠程度をみるため20℃一定下で発芽させたところ、堀り上げが遅れるほど発芽率が高くなり、発芽勢が大となり、球根の休眠は浅くなることが分かった。不発芽が発生するかどうかをみるため、9℃6週間の低温処理後20℃に移した場合、発芽率は、堀り上げの最も早い5月26日では60%、1週間後の6月1日堀りでは76%と比較的高かったが、6月8日堀り球では33%と著しく低下した。しかし、1週間後の15日堀り球では85%、22日堀り球では90%と発芽率は高くなり、29日以降の堀り上げでは100%となった。
別に6月8日堀りのM球を用いて、室温および30〜40℃の高温下に2日間おくか、45℃1時間の温湯処理をした後植え付けて、9℃6週間後20℃に移し発芽をみたところ、室温と30℃においた球根では発芽率が低かったが、35、40℃に2日間おくか、温湯処理をすると100%の発芽がみられた。
これらの結果、低温処理後の不発芽発生と球根の休眠、あるいは球根の肥大とは直接関係がなく、沖永良部島で例年堀上げが始まる6月8日頃に堀り上げられた球根で特異的に不発芽が発生すること、またそのような球根でも35〜40℃の高温に2日間あわせるか温湯処理すれば不発芽の発生はみられないことが明らかになった。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 今西英雄ら: "テッポウユリにおける低温処理後の不発芽発生と球根の休眠程度ならびに貯蔵法との関係" 園芸学会雑誌. 66(1). 157-162 (1997)

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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