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1995 Fiscal Year Annual Research Report

生活美学の原理と展開

Research Project

Project/Area Number 07458007
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)

Research InstitutionMukogawa Women's University

Principal Investigator

多田 道太郎  武庫川女子大学, 生活美学研究所, 教授 (50027520)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高田 公理  武庫川女子大学, 生活環境学部, 教授 (40154794)
横川 公子  武庫川女子大学, 生活環境学部, 教授 (50090923)
平松 幸三  武庫川女子大学, 生活環境学部, 教授 (70026293)
大塚 滋  武庫川女子大学, 生活環境学部, 教授 (70071438)
森谷 尅久  武庫川女子大学, 生活環境学部, 教授 (60230158)
Keywords生活美学 / 生活文化 / 生活学 / 機能主義 / 伝統文化 / 風俗現象 / データベース / 教科書
Research Abstract

平成7年度は、大学および短期大学における生活美学教育について、(1)制度上の系譜の検討、(2)生活美学および類似講義課目の開講現況把握、(3)現在出版されているテキスト等の内容構成の検討という3つの視点から調査検討を行い、以下の成果を得た。
(1)すでに第二次大戦前に日本女子大学校において生活美学関連科目が開設されており、戦後の新制大学にあっては数校において開講されていた。
(2)琉球大学が、生活美学に関するアメリカの教育内容をいち早く取り入れ、戦後の国内の大学教育において先導的役割をはたした。
(3)現在、全国の家政系の大学、短期大学において生活美学の講義を開講しているところは46校にのぼり、その内容は家政学全般の多岐にわたる領域を対象としている。
(4)家政学の教科書および生活学に関する叢書などの内容は、いずれも近代科学のパラダイムに色濃く支配される記述となっており、生活分化論の分野でも機能主義的色彩の強いものであることが認められた。その結果として、現在、家政学領域に用いられるテキストには生活美学的な視点がほとんどないことが確認された。
以上の結果を批判的に分析すると、現在の家政学が伝統分化、伝統的生活形態を機能主義的に超克することを意図したあまり、その美的要素や美的価値観を削ぎ落としてきたこと、ならびに新たな風俗現象を取り入れるにいたっていないことを指摘した。
上記資料は、生活美学データベース作成の基礎資料として共同研究者において共有することとした。

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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