1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07458091
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
庄司 多津男 名古屋大学, 工学部, 助教授 (50115581)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三重野 哲 静岡大学, 理学部, 助教授 (50173993)
門田 清 名古屋大学, 工学部, 教授 (60093019)
坂和 洋一 名古屋大学, 工学部, 助手 (70242881)
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Keywords | レーザー冷却 / 強結合プラズマ / イオントラップ |
Research Abstract |
本年度は昨年より引き続いて制作を行い、イオンの冷却実験の中心的な役割を担う新しいタイプの短波長光(397nm)の半導体レーザーを完成させた。これは長波長半導体レーザーから非線型光学素子用いた共振器を利用することによって狭帯域(^〜150MHz)の第2高調波を発振させることによって作られた。 一方、この波長域で冷却が可能となるカルシウムイオンの閉じ込め配位では、高周波磁場による3次元の閉じたポンデラモ-ティブポテンシャルを利用した閉じ込め、トーラス状のRFトッラプ閉じ込め、単純トーラス磁場配位中でのイオンの自己電場を利用した閉じ込め方式などについて、イオンの自己電場も考慮し閉じ込め性能が計算された。これに基づいてトーラス状の四重極RFトラップとトーラス磁場を組み合わせたものが大容量の強結合プラズマ閉じ込めの可能性が大きいことが予想された。またこれらの閉じ込め配位を収容する高真空(< 5x10^<-9>torr)容器とトーラス状の四重極RFトラップを製作した。また電子ビームによってカルシウム蒸気を電離する方式でトーラス閉じ込め領域へイオンを注入する方式を検討し製作している。イオンの初期冷却法としてHeガスによる衝突冷却の準備が行われているイオンの冷却及び集団現象としてのイオンプラズマ振動などの揺動等の計測手段として、イオンを含めた閉じ込め電極の高周波複素インピーダンス計測が検討され、これに基づいた測定回路を製作している。これらを踏まえてイオントラップなどの実験で実現されていない大容量で境界の影響の少ないプラズマの結晶化などの実現と波動等の強結合プラズマにおける現象の解明を行う実験が進行中出ある。
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