1995 Fiscal Year Annual Research Report
超高密度光磁気記録媒体における表面磁気光学効果の成膜中その場測定システムの試作
Project/Area Number |
07555007
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Research Category |
Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research (B)
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
岩田 聡 名古屋大学, 工学部, 助教授 (60151742)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
兪 祥游 名古屋大学, 工学部, 助手 (40262860)
綱島 滋 名古屋大学, 工学部, 教授 (80023323)
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Keywords | 光磁気記録 / 磁気光学効果 / 表面磁性 / 表面磁気異方性 / 超薄膜 / 反強磁性結合 / Kerr回転角 |
Research Abstract |
本年度は,磁性超薄膜の成長の研究を行っていたMBE装置に,本研究の光磁気測定システムを連結できるよう以下のような真空システムの設計を行った。イオンポンプで10^<-9>Pa台まで排気可能な磁気光学効果測定用の試料室を新たに設計し,これと現有のMBE装置を超高真空の輸送機構で接続し,成膜した試料を測定室に運んで磁気光学ヒステリシスループが測れるような真空システムを設計した。 システムの設計,組み立てと平行して,MBE装置およびマブネトロンスパッタリング装置を用いてMnPt系の磁気光学材料の研究を行い,以下の結果を得た。 1.MnPt_3規則合金は,1000nmにおいて1.2°という非常に大きな磁気光学Kerr回転角を示すことを本研究代表者らは,1年ほど以前に発見している。本研究では,この大きな磁気光学効果の起源を探るとともに,短波長領域でのKerr回転角の増大を目指してMnの一部をFeで置換した規則合金の作製をスパッタ方で行った。その結果,Feの置換量が増えるとともに,Kerr回転角の1000nmにおけるピーク値が減少するとともに、560nm付近に新たなピークが生じることを見い出した。 2.MnPt_3規則合金は,面内磁化膜であるため,光磁気記録材料として利用できない。これを改善するため,CoとMnPt_3を人工格子として,界面垂直異方性の誘導を試みた。その結果,かなり大きな垂直磁気異方性が誘導され,実用的は材料が得られる可能性が示された。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] T.Kato: "Magneto-Optical Effect in MnPt_3 Alloy Films" J.Magn.&Magn.Mat.Vol.140-144. 713-714 (1995)
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[Publications] 山本哲弘: "Au-Co合金膜の磁気および磁気光学特性" 日本応用磁気学会誌. Vol.19. 193-196 (1995)
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[Publications] 加藤剛志: "MnPt_3合金薄膜の磁気及び磁気光学特性" 日本応用磁気学会誌. Vol.19. 205-208 (1995)
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[Publications] Y.Fujiwara: "Magnetic and Magneto-Optical Properties of Nd(Tb,Dy)/FeCo Multilayers" J.Magn.Soc.Jpn.Vol.19. 161-164 (1995)
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[Publications] H.Watabe: "Magnetic and Magneto-Optical Properties of PrGd/FeCo Multilayers" J.Magn.Soc.Jpn.Vol.19. 169-172 (1995)
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[Publications] A.Yamaguchi: "Magneto-Optical Kerr Spectra of Non-Equilobrium Au-Co Alloy Films and Au/Co Multilayer Films" IEEE Trans.Magn.vol.31. 3298-3300 (1995)
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[Publications] S.Oikawa: "Structure and Magnetic Anisotropy in MBE-Grown Au/Co and Pt-Co Films on MgO Substrates" J.Magn.&Magn.Mat.(発表予定). (1996)