1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07555132
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Research Category |
Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research (B)
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
小澤 一雅 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (80194546)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岸 利治 東京大学, 工学部, 助手 (90251339)
前川 宏一 東京大学, 工学部, 助教授 (80157122)
國島 正彦 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (00201468)
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Keywords | 自己充填コンクリート / 合理化施工 / 安全性評価 |
Research Abstract |
本研究の目的は,自己充填コンクリートを用いた新しい合理的施工システムを開発することである。本年度は,計画に基づき以下のことを実施した。 (1)施工過程の分析 橋梁上部工・下部工・地下構造物・港湾構造物を対象に,その施工過程を分析し,工事期間,作業員の種類および数,これらの平均値だけでなく天候等の影響によるばらつきの可能性,工事の安全性を調査整理し,施工過程の中で,自己充填コンクリートの使用を前提とした時の省略可能工程および合理化可能工程の抽出を行う。データの平均値およびばらつきを算定するために,各種工事記録を調査した。 (2)既存技術の調査 工程の省略および合理化を念頭に,施工システムの合理化に有効な既存技術の調査を行う。特に、スリップフォーム工法,プレキャスト部材,鋼コンクリート合成構造の活用の可能性を構造物の特性や施工条件に応じて調査し,構造的な問題を含め,これらの技術的課題を明確にした。 (3)合理的施工システムの構築とその評価 (1)および(2)に基づき,構造物の特性および施工条件に応じた合理的施工システムの構築を試み,コンクリート施工の合理化を評価する手法に基づいて,構築した各施工システムの総合評価を行った。 (4)施工の評価システムの改良 合理的施工を評価するシステムの改良を行った。特に,施工現場における安全性評価の精度を向上させるため,建設機械を用いた災害に着目し,その評価法を構築した。
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