1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07557026
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Research Institution | Kansai College of Oriental Medicine |
Principal Investigator |
木村 通郎 関西鍼灸短期大学, 鍼灸学科, 教授 (50111745)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
九鬼 清典 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (40169975)
東家 一雄 関西鍼灸短期大学, 鍼灸学科, 助教授 (90183491)
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Keywords | スンクス / 口蓋扁桃 / 耳管扁桃 / 粘膜免疫 / 単クローン抗体 / 上皮共生 / 実験動物 / 病巣扁桃 |
Research Abstract |
研究期間3ケ年の最終年度は当初申請研究実施計画に従い以下の3項目(成果の公表)と(最終まとめ)を行った。 (1)これまでの研究成果を1st International Symposium on Infectiuos Disease in Pediatric Otolaryngology(米国コロラド州アスペン市、1997年8月)及び第16回日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー(和歌山市、平成10年3月)にシンポジストとして発表し海外の研究者と意見交換する機会に恵まれ、扁桃を有する上気道鼻粘膜病態モデルとしてスンクスが注目された。 (2)本研究ではそれらスンクス扁桃における局所免疫応答と全身性免疫臓器との係わりを調べるためフロインドアジュヴァント加HRPを用い中耳粘膜を感作、扁桃陰窩上皮内M細胞や樹状細胞など抗原提示細胞とHRP特異抗体産生細胞さらにT/Bリンパ球の細胞動態解析、血中HRP抗体価の変動に関するデータなどを検索し中耳腔感作抗原に対する免疫応答の扁桃相互関係や全身性免疫応答について検索した(1998年Interactive Otorhingological Sciencesに発表予定)。しかしながら、IgA抗体の誘導に関してはフロインドアジュバント感作法では良好な成果を得ることが出来なかったので、現在、コレラ毒素混合感作によるIgA抗体産生誘導など試みている。 (3)マウス・ラットと異なりスンクスIgA抗体に関する抗体(単クローン抗体など)が精製されていないので、上記抗スンクスリンパ球単クローン抗体精製の手法に準じ、開発を試みている。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Kimura M.et al.,: "Usefulness of Laboratory Suncuses for Tonsillar Basic Research." Proc.1st Int.Symp.on Infectious Diseases in Pediatric Otol.31-32 (1997)
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[Publications] Saika S.et al.: "In vitro effects of doxorububicin and mytomycin C on human Tenon's capsule fibrloblsts." Opthalmic.Res.29. 91-102 (1997)
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[Publications] 玉置かおり 他: "鼻腔teratocarcinosarcoma例" 耳鼻臨床. 90.12. 1351-1358 (1997)