1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07557311
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Section | 試験 |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
松木 則夫 東京大学, 薬学部, 助教授 (70126168)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
斎藤 宗雄 実験動物中央研究所, 室長 (50167417)
寺本 民生 帝京大学, 医学部, 助教授 (20133077)
鎌滝 哲也 北海道大学, 薬学部, 教授 (00009177)
野本 亀久雄 九州大学, 医学部, 教授 (50037355)
齋藤 洋 東京大学, 薬学部, 教授 (00012625)
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Keywords | 食虫目実験動物 / スンクス / 嘔吐 / 脂肪肝 / 生体防御 / 発癌性 / 飼育繁殖 |
Research Abstract |
ヒトフラピン含有モノオキシゲナーゼ(FMO)の遺伝的欠損が原因と考えられている魚臭症候群では,食事由来のTMA N-酸化酵素活性が健常人に比較して低いため、未変化のTMAを尿,汗,唾液および呼気等に多量に排泄する。スンクスにTMAを10mg/kgの用量で腹腔内投与し、投与後24時間までの尿中未変化体およびN-オキシド体(TMAO)の定量を行い、MR値(metabolic ratio,TMA/TMAO)を算出した。TMA投与スンクスの尿中MR値は1.42であった.この値は健常人およびラット(MR値はいずれも0.11)の約13倍であった。スンクスとラットにおけるTMA N-酸化酵素活性の差は,スンクスの低いVmax,すなわちFMO酵素量が少ないことが原因と考えられた。スンクスのおける脂肪肝発症の原因を探るために、VLDLのアセンブリー決定要因である肝臓内MTPについて検討した。その結果、スンクスではラット肝臓の約1/3の活性しかないことが明らかになった。また、再摂食により著しく増大した。従って、スンクスではMTP活性の低下が脂肪肝の原因になっていることが推察された。スンクスの嘔吐機構の検討を行い、嘔吐反応にサブスタンスPが重要な役割を果たしていることを示した。しかし、嘔吐を抑制するけれども、悪心を示すと思われる他の症状には影響せず、サブスタンスP拮抗薬が新しい鎮吐薬になるかどうかについては疑問が残った。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Yang Cheng et al.: "Ethanol-induced emesis in the house musk shrew,Suncus murinus." Life Sci.60. 253-261 (1996)
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[Publications] Paul L.R.Andrews et al.: "Characterization of the emetic response to mechanical stimulation of the upper gastrointestinal tract in Suncus murinus:involvement of 5-HT_<1A>,5-HT_3,NK-1 and opiate receptors." Eur.J.Pharmacol.307. 305-313 (1996)
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[Publications] Fumihiko Okada et al.: "Prophylactic effect of serotonin uptake inhibitors against motion sickness in Suncus murinus." Eur.J.Pharmacol.309. 33-35 (1996)
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[Publications] Hironori Nakura et al.: "Opposite effects of isoniazid and fasting on the expression of CYP2E1 protein and mRNA in house musk shrew(Suncus murinus)." Biochem.and Mol.Biol.Intern.(印刷中). (1997)