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1996 Fiscal Year Annual Research Report

コミュニケーションスキル獲得のためのマルチメディア学習システムの開発

Research Project

Project/Area Number 07558020
Research InstitutionTOYAMA UNIVERSITY

Principal Investigator

向後 千春  富山大学, 教育学部, 助教授 (00186610)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 堀田 龍也  富山大学, 教育学部, 講師 (50247508)
黒田 卓  富山大学, 教育学部, 講師 (80262468)
高井 正三  富山大学, 工学部, 助手 (80206705)
末岡 宗広  (株)インテック研究所, 部長
大森 克史  富山大学, 教育学部, 助教授 (20110231)
Keywords精神発達遅滞 / コミュニケーションスキル / マルチメディア / CAI / 学習システム / テストシステム
Research Abstract

精神発達遅滞児のコミュニケーションスキルの一つとして表情認知能力を取り上げ、その能力向上を支援するマルチメディア学習システムの開発を試みた。
昨年度の研究成果より、学習者が日常生活のコミュニケーション場面で遭遇する約50シーンの映像を収録し、Ekman(1982)の分類による内容カテゴリーごとのテストシステムを作成した。
本年度は本システムの実用性をより高めるために、本システムの対象とする児童生徒の学校生活をモデルにしたストーリー性のあるゲーム形式のシステムへの改善を行った。
ストーリは登校、1限目、2限目、体育、掃除、下校の6場面から構成された。設問の基本構造は、登校、下校場面で1問、その他の場面で各2問の計10問で構成した。また、全ての設問は、単なる表情の認知能力をテストするというのではなく、文脈の中での表情の理解度をテストするという形式にした。学習システムでは、学習者のつまずく頻度の高いカテゴリーの問題が自動生成される仕組みを取り入れた。
また、学習者の学習履歴が自動的に保存されるシステムとした。一人一人の能力差が多い精神発達遅滞児の場合、どの様なカテゴリーの表情認知能力が低いのか、また学習によってどの様な能力向上が認められたかという個別データは、指導する教師や親にとっても有用なデータとなる。
開発したシステムの評価実験を8名の精神発達遅滞児を対象として行った。その結果、ストーリー性を取り入れたことによって、興味の持続が保たれ学習意欲が向上した。表情の理解度に対する文脈の有効性が明らかにされた。一人一人の表情認知能力や学習特性が把握でき本システムの学習システムとしての有効性が認められた。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 山西潤一、堀田龍也: "表情認知における文脈の効果" 日本教育工学会論文誌. (発表予定).

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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