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1997 Fiscal Year Annual Research Report

科学技術文書理解システム

Research Project

Project/Area Number 07558162
Research InstitutionKYUSHU UNIVERSITY

Principal Investigator

松尾 文碩  九州大学, 大学院・システム情報科学研究科, 教授 (80037845)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 竹田 正幸  九州大学, 大学院・システム情報科学研究科, 助教授 (50216909)
Keywords科学技術文書理解 / 動詞句の構造決定 / 名詞句の範囲決定 / 単純名詞句 / 前方修飾語 / 前方修飾度 / 品詞の曖昧さ
Research Abstract

この研究は,INSPECテープに代表される英文科学技術文書の集積から知識獲得を行うことに主眼をおいて,抄録文に対して比較的浅い理解を行う理解システムの構築を目的にしている.この目的を達成するためには,文の基本部分を,述語記号に動詞,項に名詞句をそのままあてた第1階述語論理式へ変換する技術の開発が必要である.このため,3年間を通して,動詞句の構造決定と名詞句の範囲決定に関しての研究を行った.本年度は以下の研究成果を得た.
(1)論理式の項をなる名詞句は,一つの中核名詞とその前方修飾語から成る単純名詞句が結合したものである.そこで,この単純名詞句の決定のために必要な前方修飾語の決定手続きを開発した.
(2)従来,前方修飾語の決定は品詞情報に基づく方法が一般的であった.しかし,品詞の曖昧さの問題により決定精度を上げることができない.そこで,(1)で開発した手法と品詞に基づく従来手法の比較を行い,(1)の手法が優れていることを示した.
(3)上記(1)の手続きと,昨年までの研究ですでに開発していた中核名詞の決定手続きとに基づき,単純名詞句の決定手続きを開発し、その評価を行った.
過去2年の研究成果と上記の研究成果によって動詞句の構造決定と名詞句の範囲決定のための手続きを開発することができ、3年間にわたる本研究を成功裡に完了できた.また,動詞句の構造決定に関しては,さらに決定精度を向上させるための見通しを得ることができた.すなわち,今後は英文科学技術文における格フレームについての研究を行う計画である.

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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