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1996 Fiscal Year Annual Research Report

北太平洋遠洋性堆積物のNd,Sr同位体組成

Research Project

Project/Area Number 07640607
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

浜本 礼子  九州大学, 理学部, 教務員 (40089917)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 柳 哮  九州大学, 理学部, 教授 (90037234)
Keywordsネオジウム同位体 / 標準試料 / JNdi-1
Research Abstract

1.Sm-Nd分析および同位体比測定のための化学実験
今年度は昨年度に引き続き希土類相互の分離や回収率をあげるため,試薬の精製,イオン交換カラムの改良等を行った。
2.ネオジム同位体標準物質の測定
地球化学の分野でNd同位体を使った研究が日本でも行われるようになるに従い,質量分析計相互の分析値の偏向を補正するための,手に入りやすい標準試料が望まれていた。このたび名古屋大学において標準物質に適した高純度ネオジム試薬(JNdi-1)を調製し,Nd同位体比を測定可能な7大学に配布し,世界的な標準試料であるLaJolla-Ndとあわせて測定を依頼することになった。
我々の研究室でもJNdi-1を分割したもののうちNo.9.No.433の2試料を依頼され測定した。研究室にはNd測定経験の蓄積がほとんどなく,またLaJolla-Ndを持たないため(新たに入手することは困難)絶対測定に近いやり方ではあったが,幸い我々の質量分析計の特性を知り尽くしていたため,得られた結果は他大学に比べても遜色ないものとなった。その後名古屋大学からLaJolla-Ndを分けていただき,あらためてJNdi-1とLaJolla-Ndの交互の繰り返し測定を行った。その結果は1996年11月26日-29日に開催された質量分析学会同位体比部会において,田中剛ほか「ネオジム同位体標準物質JNdi-1の調製」として発表された。ちなみにJNdi-1のNd同位体比の測定結果は,146/144=0.72194に規準化したときの,142/144=1.141888,143/144=0.5121106,145/144=0.341485,148/144=0.241576である。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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