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1996 Fiscal Year Annual Research Report

地熱地帯の熱水流動履歴の研究

Research Project

Project/Area Number 07640636
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

歌田 實  東京大学, 総合研究博物館, 教授 (50012406)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 清水 正明  東京大学, 総合研究博物館, 助手 (50162714)
Keywords変質鉱物 / カルデラ型沸石化作用 / ゼオライト(沸石) / 酸性熱水変質作用 / 中性熱水変質作用 / アルカリ性熱水変質作用
Research Abstract

本年度は活地熱地帯の一つである三途川カルデラの変質作用の研究を行った.地表サンプルについてはXRD分析が終了し,変質図を作製した.ボーリングコアについても新しく入手したものを除いてXRD分析を終了し,薄片観察を行っているところである.以下に得られた成果の概略を述べる.
(1)変質鉱物として,シリカ鉱物,長石,沸石,粘土鉱物,炭酸塩鉱物,硫酸塩鉱物,硫化物,その他の28種を同定した.
(2)これらの変質鉱物は産状と分布から,カルデラ型沸石化作用,(熱変成作用,酸性熱水変質作用,中性熱水変質作用,アルカリ性熱水変質作用の5種に分けられる.ただし,熱変成作用については熱源を特定していない.
(3)最も広域的にみられるのはカルデラ型沸石化作用であり,中心から周辺へ,ワイラカイト帯→濁沸石帯→(方沸石帯)→モルデン沸石卓越帯→斜プチロル沸石卓越帯→弱変質帯→未変質帯と累帯分布する.
(4)3つの熱水変質作用は上記の変質帯に重複する型で,断層や岩脈に沿って現われている.3つのうちでは中性熱水変質作用が最も広く現われている.

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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