• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1996 Fiscal Year Annual Research Report

無菌マウスを用いた抗酸菌経腸管感染に関する研究

Research Project

Project/Area Number 07660433
Research InstitutionNational Institute of Public Health

Principal Investigator

山本 茂貴  国立公衆衛生院, 衛生獣医学部, 室長 (80150168)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山崎 省二  国立公衆衛生院, 衛生獣医学部, 部長 (10083734)
Keywords無菌マウス / γ / δ型T細胞 / intraepithelial lymphocyte / Mycobacterium avium
Research Abstract

GF及びSPFnu/+マウスにM.aviumを経口感染させ以下の実験を行った。
1.経口感染後のIEL、PP、MLN及びSPLの細胞の動態
GF及びSPFマウスで経口感染後経時的にIEL、PP、MLN及びSPLの総数は増加した。未感染GFマウスではIEL中のα/β型T細胞はほとんど認めなかったが感染後、出現し経時的にその割合は増加した。SPFマウスでも同様の傾向を認めた。
IEL中のγ/δ型T細胞についてはGF及びSPFマウスのどちらも総数に変化がなかった。
PP、MLN及びSPLは、GF及びSPFマウスの両者とも感染後増加した。それらの中のγ/δ型T細胞にはGF及びSPFマウスの両者で非常に少なく変化は認められなかった
2.リンホカインの産生
SPFマウスでは感染後死菌抗原の刺激によりMLN及びSPLの細胞がIL-2,IFNγを産生した。GFマウスでも同様であった。
IELは両マウスとも抗原刺激によるリンホカインの産生は認めなかったが、T細胞レセプターを刺激することにより、IL-2及びIFNγの産生を認めた。
これまでの研究で得られたMLN及びSPLに関する知見はリステリアの経口感染実験で得られた知見とほぼ同様であった。今回の研究でIELが感染後増加したが抗原刺激によりリンホカインの産生がみられなかったことはリステリアでの報告と異なっていた。抗産菌の熱ショック蛋白(hsp)が非特異的にIELの増殖を促した可能性もあり今後研究の必要があると考えられた。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi