1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07670681
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Research Institution | Tokyo Women's Medical College |
Principal Investigator |
永井 厚志 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (60101820)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
亀山 伸吉 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (50214557)
安井 修司 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (30147392)
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Keywords | オキシダント / 急性肺傷害 / アポトーシス / ネフローシス / レドックスサイクル |
Research Abstract |
1、前年度の研究から上皮細胞は組織から単離剥離した場合にアポトーシスとなることが知られたため、上皮細胞に基底膜からの離開をもたらすエラスターゼについてIn vitroでの実験が行われた。モルモットの気道上皮にエラスターゼを全身的(静注)あるいは気道内(吸入)投与すると、上皮細胞は基底膜から剥離した。この剥離性傷害は抗プロテアーゼであるSLPIを投与することにより抑制された。 2、肺傷害の主役を演じる肺内好中球について実験を行った。好中球の肺胞への集積に接着分子が関与していることから、シアリルルイスXアナログを投与しLPSによる肺傷害を観察した結果、これらの接着分子阻止物質は、LPS肺傷害を有意に抑制することが明かとなった。また、好中球が肺血管に集積した場合、肺傷害がもたらされるかについて検討した結果、G-CSFで増加した肺血管内の好中球は、肺胞内へ遊出することもなく血管からのアルブミン漏出も観察されないことが明かとなった。 3、オキシダント-抗オキシダント均衡下における細胞傷害性については、グルタチオンの前駆物質であるシスチンを欠乏させた培地では、気道上皮、肺線維芽細胞はいずれもアポトーシスが誘導された。以上より、細胞内の活性酸素がアポトーシスのシグナル伝達に関与していることが推察された。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] S.Yasui: "Effects of cigarette smoke on cultured human fetal lung fibroblasts" Am J Respir Crit Care Med. 153. A638 (1996)
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[Publications] I.Hashimoto: "Effect of lecithinized superoxide dismutase (PC-SOD) attenuates lipopolysaccharide induced lung injury in hamsters" Am J Respir Crit Care Med. 153. A616 (1996)
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[Publications] A.Nagai: "Effects of neutrophil elastase specific inhibitor on endotoxin-induced inflammation in the rat trachea" Am J Respir Crit Care Med. 153. A710 (1996)
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[Publications] K.Kameyama: "Cystine uptake in bovine bronchial epithelial cells cultured under airinterface condition" Am J Respir Crit Care Med. 153. A811 (1996)