大腸癌の複数の染色体欠失の予後因子としての検討と新しい欠失の判定法の開発

1995 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 07671366
• Research Category: Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
• Research Institution: The University of Tokyo
• Principal Investigator: 正木 忠彦 東京大学, 医学部(病), 助手 (30238894)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 石丸 悟正 東京大学, 医学部(病), 助手 (70272557) ; 山形 誠一 東京大学, 医学部(病), 助手 (70261980) ; 富永 治 東京大学, 医学部(病), 助手 (10261976)
• Keywords: 染色体の欠失 / 癌抑制遺伝子 / DCC遺伝子 / 大腸癌

Research Abstract

複数のプライマーを用いたPCRの系は条件設定が困難なため、1組のプライマーを用いたPCRでのみLOHを測定している。17p,17q,18qのLOHを調べ、予後との相関をみたが17p,17qでは明らかな相関は認められそうにないため、18qのLOHを重点的に調べることとした。山形が留学中にて、実験に参加できなくなったため、進行が遅れているが、ホルマリン標本より大腸癌のサンプルDNAを描出し現在約50例の解析が終了しているが、さらにサンプル数を増やし統計処理をしなけりばならない。
今後は、18qのLOHに当面しぼり、症例数を増やり統計上有意差(予後)を出したい.

Research Products

• [Publications] 山形 誠: "polypoid growth and k-ras codon 12 nutation in colorectal cancer" Cancer. 75. 953-957 (1995)
• [Publications] 石丸 悟正: "大腸ポリペクトミ-" 外科治療. 72. 768-770 (1995)
• [Publications] 石丸 悟正: "DCC遺伝子" Keyword 1995-1996,消化器系. 148-149 (1995)