1996 Fiscal Year Annual Research Report
重症男性不妊症/無精子症に対する新しい受精法-卵細胞質内spermatid核注入法-
Project/Area Number |
07671727
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
松岡 等 鳥取大学, 医学部・附属病院, 講師 (80243400)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SOFIKITIS Ni 鳥取大学, 医学部, 助手 (60252863)
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Keywords | 円形精子細胞 / 精索静脈瘤 / ウサギ / 電気刺激 / 胚 |
Research Abstract |
ウサギの円形精子細胞を卵細胞質内に注入することにより受精およびその後の胚の発育が認められる。しかし精巣機能障害よりの円形精子細胞の受精能についての検討はなかった。 ニュージーランドホワイトラビット5羽に対し左精索静脈瘤を作製し、精巣機能障害を作製した。このウサギからの円形精子細胞を使用し円形精子細胞核注入法を施行しその受精率、妊娠率などをコントロール群と比較検討した。その結果、分割胚の割合は精索静脈群23%に対しコントロール群82%、産仔数はそれぞれ0(0%)と6羽(9%)であった。このことより機能障害を有する精巣からの円形精子細胞も受精能および胚の発育が可能であることが示された。しかしながらその割合は正常な精巣由来の円形精子細胞を使用した場合に比較して有意に低値であった。以上より精巣機能障害は円形精子細胞の受精能を低下させることが示唆された。 また円形精子細胞核注入法での受精、着床、妊娠率の向上のため、卵の活性化に機械的刺激だけでなく、これに電気刺激を併用し検討した。併用群と機械刺激単独群では卵活性化率は100%と85%、着床成功率は43%と23%、出産率は13%と1%であった。この結果より機械的刺激と電気刺激の併用は円形精子核注入法でよりよい結果を得るためには有用であると思われた。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] NIKOLAOS V.SOFIKITIS,SANTINA ANDRIGHETTI PETER INCZE IKUO MIYAGAWA: "DETRIMENTAL EFFECT OF LEFT VARICOCELE ON THE REPRODUCTIVE CAPACITY OF THE EARLY HAPLOID MALE GAMETE" Journal of Urology. 156. 257-270 (1996)
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[Publications] Nikolaos V.Sofikitis,M.D.,Ph.D.‡【bounded integral】||¶ Toshiko Toda,M.D.,Ph.D.¶ Ikuo Miyagawa,M.D.,Ph.D.‡ Panayiotis M.Zavos,Panayiotis Pasyianos,Efi Mastelou,M. : "Beneficial effects of electrical stimulation before round spermatid nuclei injections into rabbit oocytes on fertilization and subsequent embryonic development^*†" Fertility and Sterility. 65. (1996)