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1996 Fiscal Year Annual Research Report

卵巣癌の腹腔細胞診におけるファジィ理論を用いた良悪性判別モデルに関する研究

Research Project

Project/Area Number 07671800
Research InstitutionKyusyu University

Principal Investigator

重松 敏之  九州大学, 医学部, 助手 (30253438)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 嘉村 敏治  九州大学, 医学部, 助教授 (30152870)
坂井 邦裕  九州大学, 医学部, 助手 (70264033)
加来 恒壽  九州大学, 医学部, 助手 (60185717)
松山 敏剛  佐賀医科大学, 医学部, 教授 (50038767)
Keywords卵巣癌 / 腹腔細胞診 / ファジィ理論 / 判別モデル
Research Abstract

1.平成7年度に収集した症例50例と平成8年度に収集した症例40例の計90例について、それぞれの細胞所見について13項目のポイント別に診断した。
2.90例の13項目のポイント別の診断を各ポイント別に1から10までの10段階で点数化した。
3.13項目のポイントを大型電算機による電算処理を行った。細胞診診断における13項目のポイント毎に得られた10段階の点数よりおのおの項目毎の悪性度を計算し、それらの悪性度を総合して最終的な悪性度(教師信号)を求めるメンバーシップ関数を作成した。
4.関数の作成に関しては各項目の所見が総合判定に寄与する程度を、メンバーシップ関数の係数により重み付けした。各々の症例は診断が確定しているため係数を決定するために、所見値を学習標本として電算機に入力することで係数を変化させる学習をファジ-理論で電算機が行った。
しかし、電算機の学習により最終的に得られる結果が教師信号と一致せず、腹腔細胞診の良悪性判別モデルが作成されなかった。
そのため、平成8年度に新たに得られた20例の追加症例を加えて計110例について再度それぞれの細胞所見について改めて13項目のポイント別に診断する。13項目のうち3項目については共焦点レーザー顕微鏡を使用したが、その診断精度が不確定と考えられたのでその3項目については通常の光顕レベルで診断した点数を加え、また免疫染色の手法を加え染色態度についても細胞所見の項目に加える。
新たに作成したポイントについて改めて電算処理を行い、メンバーシップ関数を作成し最終的に得られる結果を再評価する。その結果が教師信号と一致すれば、腹腔細胞診の良悪性判別モデルとして発表する予定である。

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Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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