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1997 Fiscal Year Annual Research Report

ヒト唾液高プロリン含有ペプチドP-B関連遺伝子の探索とその遺伝子産物の機能

Research Project

Project/Area Number 07672034
Research InstitutionNippon Dental University Junior College at Niigata

Principal Investigator

伊勢村 知子  日本歯科大学新潟短期大学, 教授 (10112963)

Keywords唾液 / 唾液腺 / 高プロリン含有蛋白質 / ヒト遺伝子 / P-B / P-B1 / PBI
Research Abstract

高プロリン含有蛋白質P-B関連遺伝子の発現制御機構、発現組織、系統樹上での発現位置等を把握することにより、その機能を解明することを目的として本実験を行った。
P-B関連遺伝子をクローニングするため、ヒトゲノムライブラリーをP-BcDNAのフラグメントをプローブとしてスクリーニングした。得られたクローンB41はP-B遺伝子そのものではなくP-B関連遺伝子の3'側領域を含むものであった。そこでB41の5'側フラグメントをプローブとして再度クローニングしb21を得た。b21の塩基配列決定を行ったところ、b21はP-B関連遺伝子(PBIと命名)の全領域をカバーしており、そのサイズはおよそ6.4kbである。P-BcDNAと照合の結果、PBIは3つのエキソンより成り、それぞれのサイズは、88bp,68bpおよび508bpである。PBIは転写開始因子TATAbox,翻訳開始配列ATG終止コドンTAAポリA付加シグナルAATAAAを有し、また2つのイントロンはGT-AG規則にあてはまる。従ってPBIは発現可能な遺伝子と考えられる。
PBIがコードすると考えられる蛋白質(P-B1と命名)は22残基のシグナル配列と112残基の成熟蛋白質配列より成る。P-B1とP-Bのシグナル配列は完全に一致する。P-B1の成熟蛋白質のサイズはP-Bのものの約2倍で、P-B1のN末側61残基はP-B57残基と高いホモロジーを示す。なおラットのPR-Vβ1,マウスのMSG1も明らかに同じグループに属する蛋白質である。ヒト唾液腺cDNAをPCRで増幅後、制限酵素消化により解析したところP-B1はヒト唾液腺では発現していない見込みである。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Satoko Isemura Eiichi Saitoh: "Nucleotide sequence of gene PBI encoding a protein homologous to salivary proline-rich protein P-B" J.Biochem.121. 1025-1030 (1997)

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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