1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07672044
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
徳岡 修 大阪大学, 歯学部, 助手 (70155513)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
速水 昭宗 大阪大学, 歯学部, 講師 (30028477)
渕端 孟 大阪大学, 歯学部, 教授 (70028728)
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Keywords | デジタルラジオグラフィー / 量子計数型X線センサー / CdTe素子 / セファログラム / 骨塩定量 / スキャノグラフィー / ワンショットデュアルエネルギーサブトラクション |
Research Abstract |
CdTe素子を用いた、量子計数型超高感度X線センサーの開発は最終段階にあり、現在、センサーを組み込むためのペルチエ素子を用いたセンサーの冷却装置を組み込んだケースを作成中である。 センサーの解像度は0.5mmであり、入射してくるX線の光子を一個づつ数えることが可能である。周辺の電子回路はパルスアンプ、二組のコンパレータ、二組のデジタルカウンタとコンピュータへのインタフェースよりなる。特筆すべきことは、カウントと同時に光子一個づつのエネルギーも測定できるために、ワンショットデュアルエネルギー骨塩定量法が可能である。 今回開発した骨塩定量アルゴリズムはKエッジ等の特殊な吸収を示すX線吸収物質を含まない場合は6%以内の誤差で有効であった。CdTe素子のKエッジ特性を考慮したアルゴリズムを検討中である。本研究のために50KV-90KVのインバータ方式のX線源を開発し、骨塩定量法のアルゴルズムの検証を行っている。CdTe素子は感度がよく、基礎的検討には特別に電流1mA以下の装置を用いる必要があった。 本X線センサーをパノラマ断層撮影装置AZ3000に装着してスキャノグラフィーモードで撮影してセファロ撮影を行うべく装置を改造中である。
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