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1995 Fiscal Year Annual Research Report

精神障害者への地域ケアにおけるケースマネージメント・モデルの開発に関する研究

Research Project

Project/Area Number 07672534
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Research InstitutionCollege of Nursing Art and Science, Hyogo

Principal Investigator

近澤 範子  兵庫県立看護大学, 看護学部, 助教授 (40118055)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小高 恵実  兵庫県立看護大学, 看護学部, 助手 (90275321)
青本 さとみ  兵庫県立看護大学, 看護学部, 助手 (50264841)
大川 貴子  兵庫県立看護大学, 看護学部, 助手 (20254485)
Keywords精神障害者 / 地域ケア / ケースマネージメント / 自己調整力
Research Abstract

研究の第1段階として今年度は、地域で生活している精神障害者が、どのようなサポートや公的サービスを受けながら日常生活上の自己調整力を強化しているのかを明らかにすることを目的に、兵庫県明石保健所管轄のコスモス共同作業所に通所中の精神障害者8名(内訳:男性5名、女性3名)に対して、半構成のインタビューガイドを用い、自由回答によるインタビューを行った。
インタビューデータの分析を進める中で、対象者の特性として、「活動と休息のバランスが取りにくいこと」と「人とのかかわり方が未熟なこと」が、社会生活上の大きな支障となっていることが浮かび上がってきた。また、1.作業所やデイケアなどの「場」の意味するもの、2.主治医やケースワーカー、作業所の指導員、あるいは作業所やデイケアを通じての友達などの「人」との関係性の意味するもの、さらに、3.「場」や「人」とのかかわりを通して自己調整力を獲得していく学習体験の意義が浮き彫りになってきた。例えば、作業所やデイケアは「家庭と社会の中間に存在する場」であることによって、自分のペースで社会活動に参加することのできる場としての意味をもっている。さらに、作業所などへの参加の仕方に対して、ゾレ-キやアクセルをかける役割を担うという形でサポートしてくれる人々とのかかわりが存在する。このような「場」や「人」とのかかわりを通して、自分自身のペースで活動に参加できるようになること、すなわち、活動と休息のバランスに関する自己調整力を身につけていくことを体験的に学習している。同様に、人とのつきあい方についても学習できる場としての、デイケアや作業所のもつ意味の大きさが明らかとなってきた。

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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